|
|
白馬尻小屋の前は勢いのよい流れの沢。
右手の山を見上げるとガスの中に白馬大池からの稜線と小蓮華の先が現れる。
ここから雪渓の入り口はスグだった。
大雪渓には幾つものパーティの人影。止まっているのか歩いているのか判らないくらいに見える。
ここでアイゼンを付ける。
私はローカットシューズなので6本爪が限度。
|
我々も後に続く
|
|
|
意外に傾斜は緩やかだが流石に長い。
軽アイゼンの登山者もいたようだが少々心もとない感じがする。
雪渓が途切れた岩の多いところで大休止。
どのパーティもここで休んでゆくようだ。
ガラガラの急坂を上り詰めると
小さい雪渓を横切る
特にどうこうはないがアイゼンを付けていないと油断はできない所だ。
|
|
頂上小屋が見えてくると花が多くなった。
小屋の下にはハクサンイチゲやウルップソウが最盛期を迎えていた。
|
|
|
|
|
|
|
|
|
小屋の前にザックをデポして取り敢えず白馬山頂へ
小屋が最盛期を迎える用意か?
ヘリが往復する。
バックには杓子岳と白馬鑓ヶ岳
白馬山頂から
折角だから白馬小屋のレストラン?ビアホール?
生ビールで乾杯。
|
|
|
|
テント場は頂上小屋の裏手の窪みにある。一人500円也。
夏山最盛期とまではゆかないので5張りか6張りが夕食の準備をしている模様だったが強風に苦しんでいるようだ。
こちらも吹き飛ばされないようテントを張り終え、テント内で食事の準備にかかる。
|
【2日目 7月12日】
「4時に出発しよう」
と云っていた私が寝坊してしまいタンタンさんに起こされる。
旭岳は小屋の裏から稜線に上がった分岐から下る。
広い雪渓を通り、袂に着くとザレた踏み跡がトラバース道と分かれて上に向いている。
|
|
|
旭岳山頂
|
旭岳山頂からの白馬岳
|
|
|
旭岳から見た清水岳
毛勝三山と左に剱岳 旭岳から |
旭岳からは清水岳方面へ下る道。があるような無いような所を適当に下った。裏旭岳へ登り返すとどんどん下る。小旭は南斜面をトラバースしている。
「そうか、その先が清水岳か」
ってなかなかそうは行かない。その先のその先のその先だった。
広い尾根はお花畑でいっぱいだ。
|
清水岳山頂って何の標識もない
|
|
女王様もチャンと迎えてくれた
|
満足の展望 清水岳から
手前のトンガリ=小旭岳 左=旭岳 左最奥=白馬岳 右奥=杓子岳と その右=白馬鑓ヶ岳
|
|
|
旭岳をトラバースする頃に小雨がぽつぽつ。
テントに戻りゆっくり昼食をしているうちに雨が上がったようだが風が強い。風のお陰でテントも乾いていた。
ガレガレの下りに遅れ気味のタンタンさんも雪渓の下りになると12本爪のアイゼンが効果を発揮。速いのなんの30分で大雪渓を通過。
私も付いて行くのが必至、最後は走って下ってやっと追いついた。
|
温泉と信州そばをやっつけて渋滞もなく帰阪
梅雨の合間、天気とニラメッコのアルプス山行も結構面白い。
|
(参考タイム)
7/11日 猿倉9:25~10:10白馬尻10:30~12:10大雪渓上部12:25~14:00白馬頂上小屋~白馬頂上ピストン後テント場
7/12日 テント場4:40~5:25旭岳5:35~7:05清水岳7:20~9:30テント場で食事と撤収10:30~猿倉下山13:30 |
|