ここの歩きはいつもとはちょっと違う。何しろ一旦最高点の日出ヶ岳1695mに登りそこからのスタート。
堂倉谷林道の最低地点が標高で約1000mだ。一旦そこまで下って沖見高と加茂助谷ノ頭へ登る。今日はピストンするので最後の日出ヶ岳への登り返しの為の体力温存が必要となるのだ。
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大台ヶ原駐車場の朝は寒い。
昼間は賑わう筈の日出ヶ岳山頂に先客は単独者が一人だけだった。
尾鷲の海も雲海で埋まって見えない。
まだ蕾の堅いシャクナゲ林が続く。ただ蕾の付いていないシャクナゲも多そうだ。今年は不作なのかも。
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下の粟谷小屋へ泊まった何組かのパーティに出合うと堂倉小屋は近かった。 |
崩れた林道の歩きは大きく入組んで一旦堂倉本谷に掛かる橋を渡る。
橋から見えるツツジが丁度見ごろだった。 |
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向こうに加茂助谷ノ頭へ続く尾根が見える。
←テンネンコウシ高も枝が邪魔をしているが、見える。
「この辺りから登るといいかもね」
なんて言いながら近付くと古い道標があった。それにテープもキッチリと付いていた。
が20mほど辿るとテープも踏み跡も消えてしまった。
涸れ沢を登ってゆく。傾斜もゆるく意外に歩きやすい。
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沖見峠。ここには道標あり。
峠から沖見高山頂は直ぐだった。
山頂に咲いていたシャクナゲが迎えてくれる。
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本来、沖見高からは間近に海が見下ろせるはずだろうが、運悪くこの辺りだけはガスっていて辺りが見えない。 |
沖見高から加茂助谷ノ頭へは結構広い尾根。ブナ林が広がる。
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もうすぐ加茂助谷ノ頭。その手前の小高いところはシャクナゲが満開の時期を過ぎようとして、花ビラの色も淡く成っている。
岩場を少し登って加茂助谷ノ頭。
ここはイマイチ展望悪いので比較的見晴らしの良い隣の与八郎高で昼食にした。 |
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前回は林道への下りで少々手こずったが、今回は何とかまともに下りたい。
地図に忠実に下ってゆく。
前回(2004.10.17)は何故厄介なところを下ることになったのか?
まともに下れば何の支障もなく、今回は普通に歩けた。
もうすぐ林道へ下れるという所で
「ああ〜〜」というスロトレさんの大きな声。
転倒して岩角で胸を強打したようだ。足にも打撲傷が。
応急の手当てだけは出来たが歩けるのか心配だった。
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結構痛そうだが何とか根性でカバーしているのだろう。
粟谷小屋まで直ぐのところまで戻ってきた。
ず〜っと一番向こうの沖見高には今頃になって青空が戻っている。
ひと気が無くなってしまった日出ヶ岳に登り返す。
夕刻を迎える前の大台ヶ原にはガスが覆いかけていた。
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【参考コースタイム】
大台ヶ岳駐車場6:10〜日出ヶ岳6:35〜シャクナゲ平7:13〜堂倉小屋7:52〜林道歩き〜9:45沖見峠への取り付き(沖見橋)9:50
〜10:26沖見高10:35〜加茂助谷ノ頭11:23〜11:28与八郎高11:45〜林道〜粟谷小屋14:00〜日出ヶ岳15:30〜大台ヶ岳駐車場16:00 |
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