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【9/18日】
取りあえずは下山口の老平登山口へ。
駐車して身支度をしているところへ予め呼んでいたタクシーが来てくれた。
タクシーで新倉から伝付登山口である広河原へ向かうが、
林道工事のため途中で降りる事になる。(タクシー代7640円)
30分ほど歩いて広河原の登山口。と云ってもまだまだダム工事の現場があり
仮登山道と案内された階段は高い堰堤の上を越える。
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沢沿いの道は腐りかけたハシゴや不安定なものが多いので注意は怠れないが美しい滝には見とれるばかりだ。
沢の分岐が昼過ぎ。
ここでコーヒータイムとした。
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沢から離れるとジグザグの尾根道が続く。
峠らしき雰囲気の稜線が近付くと水場に到着した。
20mほど先にテント2張り程の建物跡のスペースがありテントを張る。
水場もテント場も、誰も来ない。
贅沢にも独占状態だった。
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【9/19日】
たっぷりと12時間の睡眠をとった朝は気持ち良い。
2日分の水を補給して出発。
(ここの水は格別美味い)
伝付峠 6:30
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暫くは木立の中、林道跡を歩く
この辺りは真東に荒川三山。 |
北西方面の展望
右奥は笹山 真ん中が蝙蝠尾根と徳右衛門岳、蝙蝠岳、最奥左に小さく塩見岳 左奥は小河内岳
廃林道の終点を過ぎると暫くはシダや苔の生い茂る広い稜線の山道になる。
次第に稜線から外れて水平のトラバース道が続く。
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このルートにはこの道標 |
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水平道が終わり、天上小屋山へ向かうと何箇所か幕営可能な場所があり、2箇所にテントが張ってあった。ここからほぼ空身で笊ヶ岳へピストンしている様子だった。 |
大きな荒川三山と 右手奥に左から塩見、蝙蝠、徳右衛門
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天上小屋山9:30
このコース、エアリアマップのコースタイムは比較的甘いようだ。
水場の無いテント泊装備を想定した重装備のタイムを記してあるのだろう。
しっかり休憩タイムを取りながらコースタイムで歩ける。
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ここでは真東に赤石岳
左には聖岳
その間奥に左から兎、小兎、中盛丸山
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生割木山から下るとザレ場の奥にやっと現れた笊ヶ岳(左は小笊)
道は稜線の雲の切れ目に沿って付いている。
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本日初めての急登。
急登が終わるとハイマツの道を潜りぬけ、ひょっこり笊ヶ岳山頂に出た。
狭いが僅かに森林限界を越えた山頂からの展望は抜群に良い。
生憎東の空が霞んで富士は見えなかったが西側には南アルプス3000mの主脈がずらっと並んだ。
山頂標識の10m南に幕営スペースがあった。
時間の余裕もあったので木陰で大休憩。
13:35~14:30
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笊ヶ岳からの展望
ここでは真東が真ん中の聖岳。
右=赤石岳 左=上河内岳
北西に見える荒川と右奥の塩見
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笊ヶ岳から下り、南へ登り返した稜線の端っこが布引山山頂。15:30
テント5張り程度のスペースあり。
ここへテントを張り、軽く酒盛りをして日没とともに就寝。
風なく夜も寒くなかった。
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【9/20日】
朝の富士山 日の出前
日の出は富士山の左 陽は雲に隠れて直ぐには現れず
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6:15 下山開始。
曇り。
青薙分岐を過ぎると滑りやすい布引ガレを通過。
ここからは急降下が始まった。
500m程下り、桧横手山で一本入れる。7:15
更に1100mの大下りでやっと沢に降り着く。
ここで殆どの行程は終わったようなもの、沢の水を沸かしてコーヒーと軽い食事でのんびりする。8:45~9:15
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沢沿いの道は広くて安全だった。
登山口ゲート10:30
久しぶりにゆったりとした気分的に余裕が持てる展望とテント泊を楽しむ事が出来た。3日間一度も雨に遭わず、天気に恵まれたことも幸いだった。
同行したタンタンさんの記録 |
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【参考コースタイム】
9/18 広河原手前工事現場9:00~ダム工事の階段9:30~滝10:00~12:20沢分岐休憩12:55~14:30水場テント(泊)
9/19 水場テント6:15~6:20伝付峠6:30~9:15天上小屋山9:35~10:50生割木山11:15~13:35笊ヶ岳14:30~15:30布引山テント(泊)
9/20 布引山テント6:15~7:05桧横手山7:15~8:45沢9:15~老平登山口10:30 |