高岳山頂付近はガスに包まれていた
 2011年03月30日  麓から日帰り
 メ ン バ ー  単独
行程 参考タイム  仙酔峡パーキング9:10~仙酔尾根~高岳尾根10:45~10:53天狗の舞台11:10~高岳山頂11:40~中岳11:55~
 ~中岳稜展望所12:10~仙酔峡パーキング
12:52
山    名  阿蘇山 高岳(1592.4m)、中岳(1506m)
天    候  快晴

阿蘇といえば最高峰の高岳へ登らねば、という事でほぼ直線で登れる仙酔峡からのルートを選ぶ。

平地から見る高岳は荒々しくも雄大に広がり、こちらを見下ろされている様に感じる。
山頂付近には噴煙が流れていて、天気は良いが霞んでいた。

登山口はロープウェーの駅でもあったが現在は運行されておらず、インフォメーションセンターと売店のみ営業している様だ。
遅い時間にも拘わらず平日の為なのか車は少ない。
停まっていたのは4台だけだった。



溶岩で固まったゴツゴツした登山道は足場が硬いので安定している。





左手の尾根に鋭く尖った岩峰が目立つ。
虎ヶ峰というらしい。

ヘルメットを被りロープを持った3人のパーティーがコースを外れて行ったのがそちら側だった。
そこでクライミングをするのだろうか。




単調な登りだったが稜線手前の岩場は斜面が急になる。北斜面なので多少の雪も残っていた。




稜線に着くと気持ちが良い。事前情報通り根子岳方面がよく見える天狗の舞台へ向かう。
天狗の舞台(東峰)手前の霧氷。
広い稜線ではあるけど北側が鋭く切れ落ちている。覗くのが怖い。
南斜面はミヤマキリシマの群生が開花を待っている。



天狗の舞台から東を望むと、根子岳の岩の峰が浮かぶ。
穂高を思わせるほどだ。
此処は最高の展望台、
まるで空中散歩している様だった。

戻って高岳へはすぐだった。

風向きがあまり良くない。
硫黄の臭いがキツい。

臭いがキツいと言って、途中で引き返していった2人連れもいた。



火口を見下ろす

この時期、中岳~東展望所へはガスの監視員がいないと云う理由で、一応通行禁止のロープが張られている。
その時、都合悪くガスがこちらに流れていた。
二酸化硫黄の臭いがキツイ。多少喉に刺激を感じたが、
注意し急いで通過した。


下山し、車のところで老人ご夫婦と話した。
震災で『福島から避難しながら九州を廻っている』と言ってた。震災の影響は計り知れない。




麓にある日帰り温泉は超立派な”かんぽの宿”を利用する。

予約していたペンションの客は私一人だった。
この辺りのペンションでもヨーロッパ、中国、韓国の客が地震による原発事故での放射能騒ぎの影響でことごとくキャンセルが入っていて困っているらしい。
早く収束し、皆が普通の生活に戻れるようを祈るばかりです。



下山後の観光】

阿蘇神社


米塚 

草千里

渓谷美の高千穂峡
1




高千穂峡2


神々が天安河原に集まって相談した末、
岩屋の前で宴会を開くことになったと云われる。

 間口30m奥行き25mの仰慕窟に祭られた 天安河原宮