祖母山  天狗岩分岐横の展望台より
 2011年04月01日  麓から 日帰り
 メ ン バ ー  単独
行程 参考タイム  大分県側 尾平登山口7:10~7:40黒金尾根~天狗岩分岐9:35~9:40展望台9:55~10:55祖母山山頂11:25
 ~九合目小屋11:35~馬の背~宮原12:30~宮原コース~尾平登山口
14:10
山    名  祖母山(1756.4m)
天    候  快晴


豊後大野から約20キロ南の尾平(オビラ)登山口へ向かった。道は狭い。
既に出発されたのだろう、登山口駐車場には一台だけ車が止まっていた。
登山届を出して出発。




バス停のある登山口から見上げる天狗岩などのある稜線


沢沿いに歩いてゆくと直ぐに分岐がある。
コースは二つに分かれている。道標にはコースの様子が書いてあった。
「ハードではあるが登り景観良し」のお勧めコースは黒金尾根。
これを登る事にして吊り橋を渡らず沢沿いに歩く。
後で知ったのであるがこの黒金尾根の事をバカ尾根と呼ぶらしい。
兎に角、単調に登りっぱなしなのでそう呼ぶのだろう。


尾根の取付きが標高700
いきなりロープがある急登だった。
天狗岩の横まで標高差はおよそ900mある。


この山には100m毎に標高標示が有り、調整がし易い。
上から覆いかぶさる様に迫力のある天狗岩が迫る。
足元には残雪があるが、アイゼンを着けるほどでもなかった。


笹藪こぎで稜線に出ると風が心地良い。
すぐ近くに展望台の標識有り。


展望台は岩の上だった。祖母山が東に続く稜線の向こうに見える360度の展望。

展望台からみた天狗岩


稜線の道は背丈以上の笹藪こぎ。雪で倒された後の笹は厄介だった。
山頂直下は岩のカベ状態である。
巻いて登るのだろーと思っていたが踏み跡は真っ直ぐ登ってゆく。


大きな岩を北側から巻きロープの付いたルンゼを登る。
足場が凍っている所が有り、少々危険を感じる。

更に真っ直ぐに岩場をよじ登ると、あっけなく山頂に飛び出した。




ロープは岩の間から向こう側にぶらさがっている
(登った後で振り返った写真)

流石に九州本土最高峰に相応しい展望だ。
はるか遠くに双似峰の由布岳が霞んで見える。
久住、阿蘇と登ってきた山々がずらりと並んで見えた。

阿蘇遠望


山頂から10分ほど南へ下ると9合目小屋があり中を拝見させてもらう。
無人とはいえ、コタツそのほか、至れり尽くせりの立派な小屋だった。
水場もすぐ近くにあり申し分なしだ。

宮原コースは此処から分かれて北西の馬の背を歩く。
尾根から振り返ると違った形の祖母山が見えた。


馬の背から分かれ、宮原コースを下り、沢のつり橋を渡り、朝見た道標のある分岐に着く。

由布岳、久住、阿蘇とは全く違う自然林の豊かな山だった。


【前日の観光】

豊後竹田 ”荒城の月”が生まれた桜の岡城へ


豊後大野  日本の名瀑100選 ”原尻の滝”  幅120m落差20m 東洋のナイアガラと呼ばれている。
周りは田園風景、なんでこんなところに?
と思える場所にあった