|
|
【2011年4月20日】
朝5時40分 大倉バス停を出発。
左右に民家が並ぶ道路を進んでゆく。
道が二つに別れる。
ここに道標があり左が大倉尾根の取付きだ。 |
緩やかな道は広くて快適だ。まだ太陽は見えないが天気が良くなる気配だ。
直ぐに暑くなり一枚脱ぐ。
空は青く、雲はない。絶好の登山日和で展望が期待出来そう。
淡い緑、自然林の中は気持ちが良い。
|
|
見晴茶屋
|
木道
|
|
魚止茶屋 |
|
|
この登山道には緊急通報用の番号表示があり案内役をしてくれる。
左側に木の間から富士山がチラチラと見えて来たが、
なかなかスッキリとはみえなかった。
24番表示、ここで真っ白に輝く富士山。
ため息が出るほどダイナミックで生き生きした姿が現れた。
|
またこの登山道には小屋が多い。
シーズンに入れば如何に登山者が多いかうかがい知る事ができる。
塔ノ岳の手前のピーク、花立に着く。これだけ天気が良いと申し分ない。
裾の広がった富士山に見とれてしまった。
花立山荘と富士
下山時確認したところ、尾根の上まで全部で通報番号は43番まであったように思う。
|
塔ノ岳はそこからすぐだった。
標高差1200mも登って来た筈であるが、緩やかな斜面で知らぬ間に着いたと云う感じだ。
しっかりと展望しよう。
|
|
富士の右手には南アルプスも見えるではないか、これは嬉しい。
その姿は上河内岳から荒川三山辺りまでか・・・・・・・
もっと右の方には雲の中に隠れる様に北岳らしき姿も見えた。
どの山も雪を頂いているので綺麗だ。
|
これから向かう丹沢山の尾根も見えていたが、蛭ヶ岳は山頂だけが僅かに覘いている。
二つ程ピークを越えると丹沢山。
意外に近かった、その先の大きな山容の山(不動の峰)だと勘違いしたほどだ。
ここの稜線は気持ち良い。膝下ほどの笹にブナなどの自然林。
なんと無く大峰山脈の奥駈にも似ている様な気がした。
残念なのは立ち枯れになる木が多いのも同じだった。
|
不動ノ峰 |
|
不動の峰を越えると少し不安定な岩場を下った。
完璧に整備された登山道も此処だけ厄介な所だろう。
この頃天気は急降下。少し急ぎ足になる。
|
|
|
辺りがガスで見えなくなる頃、最高峰に相応しい登りをこなして蛭ヶ岳山頂に着く。そこに小屋があった。
振り返ってみると塔ノ岳、丹沢山、蛭ヶ岳、みな山頂に小屋があった事になる。
どうやら今日の客は私一人らしいが、昼前に着いてしまって展望は無くなってしまっては飲むしかない。
管理人さん相手に話し込んでいると常連さんらしい客が到着して三人で夕方まで話が弾んだ。
|
【2011年4月21日】
朝の天気も優れないので、ガスの中をサッサと下山し、温泉に浸かる。
|
|
|