望岳台登山口。予定は十勝岳から美瑛岳を回って戻るルートだ。
出発時チラッとだけ上まで見えていた山並みはスグにガスに覆われた。
避難小屋まではユックリした道がダラダラと続く。
避難小屋手前で先行していた新潟のNさんに追い付き、そこからは前後しながらずっと一緒に歩くことになる。
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避難小屋からは急坂。
登り切った所、左側(北)にはスリバチ火口が見える筈だが視界悪く全く見えない。
風も強烈。
ガスで濡れてきたので合羽を着る。
この状況では十勝岳だけ登れば精一杯だろう。
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ダラダラ歩いたあとは岩場を登りきって十勝岳山頂。ガスの中に先着の栃木県のTさんが一人でカメラを回していた。
十勝岳山頂標識は朽ちていて、字があるのか無いのか何も読み取れなかった。
風がキツく寒くて長居は出来そうもない。
その時、Tさん『美瑛岳へ行けますかね~』
私の頭からは完全に離れていた美瑛岳だったが、Nさんも含め3人で一緒にゆこうと決まってしまった。 |
稜線の風は強烈だった、風速30mもあろうかと云う程だった。
道が風裏になるとホッとしたのも束の間。今度は雪渓の斜面を渡らねば成らない。
雪国の山で慣れた足さばきのNさんはスイスイと渡ってしまう.
私とTさんは怖くて慎重に成らざるを得ないが、何とかアイゼンなしで渡れた。
岩と砂だけで何も無かった十勝岳と比べ、次第に山の雰囲気が変わってきた。
少しづつ草が増えて来る。同時に花が増えてきた。
相変わらず風は強烈だが、風裏を通ることが多くなりお花畑が楽しめる。
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美瑛岳の山頂標識も柱だけで文字は見えず。
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下りでは少しづつ晴れ間が見え始めてきた。何処までも周囲は花が一斉に咲き乱れている。
急斜面の連続を下るとポンピ沢の雪渓を渡りその後も何度か雪渓を渡りながら山腹を巻くようにして戻る。
この山腹の巻道にも思いっきりお花畑が見れた。
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十勝岳で視界10mだったことを思うと、天気が快復して美瑛岳周回が花の最高の時期を迎えたときで、本当に良かった。
吹上温泉横のテント場
下山後に浸かった温泉=吹上温泉 白銀荘
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