【9月14日】
朝日連峰は飯豊連峰と並び、私には山深いイメージが強かった。
何処かで出会った山の先輩の話が耳に残っていた。
『是非、縦走をして下さい、朝日や飯豊の縦走路は特に素晴らしいですよ』と。
調べてみると、竜門山から大朝日岳間の稜線歩きが特に良く、一泊ではあるが、ユックリそのルートが歩けるコースを選んだ。
朝、日暮沢小屋の前の駐車場所には3台の車が止まっていた。
立派な小屋に人は誰もいなかった。前には水場があり、コップもあった。
登山道は直ぐに急登が始まるが、先が長いのでユックリ歩を進める。
途中にも水場の道標があったがもう少し登った所で一本立てる。湿度が異常に高い、タオルの汗を絞る。
此処まで90分、ブナ林が癒してくれたが全く展望の無い樹林帯だった。出発して2時間半、やっと展望のあるピークに出る。此処が清太岩山。冷んやりした風が気持ち良い。
明日下る尾根が東に見え、南の方、向かう先には次のピーク、ユーフン山は見えるが、その先の竜門山も大朝日岳も雲の中。
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