主峰 乳首山
 2011年09月16日  沼尻登山口から日帰り
 メ ン バ ー  単独
行    程   沼尻登山口7:20~分岐7:50~9:05船明神山9:23~9:50乳首山10:00~鉄山10:28~鉄山避難小屋10:35~11:05箕輪山11:20
  ~鉄山避難小屋11:50~12:15胎内岩12:25~湯の花採取場13:08~分岐13:20~沼尻登山口  13:45
山    名  安達太良山  乳首山(1699.9m)  船明神山(1667m) 鉄山(1709.3m)  箕輪山(1728m)
天    候  


元々予備知識が無かった安達太良山。大きな沼の平火口の周辺に幾つかのピークを持った全体の総称としての安達太良山である事を知った。
一般的には乳首山を安達太良山本山と呼んでいる。最高峰は火口から離れた箕輪山。
沼の平火口の火口壁のピークが鉄山や船明神山。

どのルートを取れば分かりやすいのか?
予備知識を入れた上で沼尻からのルートで周回する事にした。 






スキー場を通りダート道を4kmで登山口の駐車場。
遅いめの出発なので既に太陽が照りつけている



五分ほど登ったところで白糸の滝が展望出来る休憩所。滝は遠すぎて雰囲気だけ味わう。
平坦な道が終わる頃、左下に黄土色や赤褐色の谷が見えてきた。
そこが岩くぐりルートの分岐である事は分かった、がそちらへのルート表示は無く、船明神山への案内だけ。
戻るルートに使う予定だったので、不審に思い乍らも船明神山方面へ真っ直ぐに斜面を登ってゆく。

この坂道、庭木にしたい枝ぶりの良い松の木が格別目立つ。次第に灌木帯になり岩場が多くなると森林限界。



左下に大きく口を開けた沼の平火口が迫力をもって迎えてくれた。陽射しがキツイが風は爽やかだ。





船明神山でエネルギーの補給をしながら乳首山や鉄山の展望を楽しむ。
ここから先は当分樹木の無いザレた道ばかりが続く。
天気が悪いと足場もルートも油断出来ない道のようだ。



船明神山山頂


乳首山は近い。岩場を登って山頂に立つ。山頂には約10人、展望申し分なし。

乳首山にて



鉄山


鉄山を越えると様相は変わり、ハイマツなどの道になった。
鉄山避難小屋の前を通って笹薮を下り、登り返したところが箕輪山。
一応山頂表示はあったが、本当に何処がピークか分からないような広い山頂だった。

余り人が訪れない山なのかひっそりとしている。

広い山頂の箕輪山


岩くぐりルート分岐の鉄山避難小屋へ戻り、岩くぐりルートへ向かう人は他にいない。
このコース余り使われていないのかもしれない。

断崖の上から火口を見下ろしながらの眺望は格別。
天気も良く鼻歌交じりで下っていると突然道が消えた。
えー何処へ?
もう一度周りをチェック。
有った~。足元の岩の間の穴へ降りてゆくようだ。
此処が岩くぐり地点だと判った。穴をくぐり抜けると岩の間からの風が涼しい、休憩にはピッタリの場所だった。








岩場が終わると嫌なザレ場、覆い被さる脆い岩に落石の不安を感じながら沢迄降りる。



湯の花採取場を渡り、登りに通った分岐へ登り返す。


此処は登りの取り付きがわかり難く、途中の藪がひどくて足元が危ない道だった。
成る程、このルートは、出来るだけ通って欲しくないルートだったのかもしれないが、私には変化に富んだ面白いルートだった。



登山口の鎮魂の碑


TOPへ  山へ残した足跡  大峰へ残した足跡  台高へ残した足跡  百高山と標高2500m超の山  日本百名山