戸隠連峰は戸隠山、西岳の戸隠表山と、高妻山、乙妻山の戸隠裏山がある。
中でもひと際高く聳え立つ高妻山は戸隠富士と呼ばれている。
期待を抱いて登山口のキャンプ場に隣接した戸隠牧場へ。
時間的に余裕が出来れば戸隠山にも寄ってみたいところだが、先ずは高妻山へ登ってからの事。
牧場の中を進む。一時柵の中へ入り、草を食んでる牛たちとすれ違う。
道は沢を何度も渡り返しながら標高が高くなる。
滑滝のクサリ場を過ぎると今度は帯岩。
大きな一枚岩をトラバースする。一応足場があり一定間隔で鎖がぶら下がっていて安心だが
足を滑らすと危険、下を見ると怖いところだった。
帯岩の端は湿った岩。足場が確保できにくいので鎖を頼りに身体を引き上げた。
稜線に出たところが一不動。ここに避難小屋がある。
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一不動から、二釈迦、三文殊、四普賢、五地蔵、六弥勒、七薬師、八観音、九勢至、十阿弥陀の先に高妻山の山頂が有る。
その先は十三虚空蔵まで続いている。
大小含めてそれぞれがピークとなっていて、アップダウンを繰り返しながら高妻山の山頂へ。
次のピークは四普賢。
五地蔵山は鋭いピーク。一番奥は八観音
八観音の登りでガスの切れ目に高妻山
九勢至を過ぎると超急登で稜線に出る。
十阿弥陀から岩の稜線の先にやっと山頂だ。
まだ9時半になっていない。
コースタイム1時間以上短縮。戸隠山へ回れる余裕も出来たようだ。
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高妻山山頂
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微かに妙高山の姿が見えた
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八観音の下りでは、すっきりした青空になり、戸隠富士の名に相応しい姿が現れた
避難小屋まで下り、戸隠山へのやせ尾根を進む
特に東側が切れ込んでいた。
横から見る方が感じとれる
岩場の紅葉に足を止めながら戸隠山に着いた。
高妻山をバックに記念写真
八方睨みから鎖で下ると
ここが、かの有名な蟻の戸渡り。
山頂で一緒になった単独者も既に通過したようだ。
前後には誰もいなくなった。
無風ではあるが、あのナイフリッジを立って歩くのは、私には無理。
マタ擦りも無理(^0^)
トラバース用の鎖に頼って通過した。
何箇所も有る鎖場を下ると、百軒長屋というハング岩の下のトラバース道。
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通過してきた岩の稜線を見上げる。
戸隠神社を抜け、”ささやきの小径”を通って戸隠牧場へ戻った。
紅葉の真っただ中、緊張の岩場と長丁場で印象に残る山行になった。
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