今回は法皇山脈と呼ばれる四国の愛媛東部の山へ。この山系にはかつて栄えた別子銅山跡がある。
東赤石山へ上り西赤石山へ縦走し銅山越から銅山跡地を通って下る。この下山地点にチャリンコをデポし登山地点へ車で移動する。
筏津登山口の反対、川向こうに駐車場所があった。
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筏津登山口は瀬場谷から登る。
途中で瀬場からの道と合流している。
左岸に渡り沢沿いの急な斜面をトラバースしながら高度を稼ぐ。 |
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上流へ近付くにつれて沢に接近し滝が良く見える
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沢のそばを歩く事も多くなる
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右岸に渡り小沢を3.4回渡り小滝の多い小さくなった沢に近づき、
再び左岸に渡り、沢から離れて、笹の中を登ってゆくと正面に岩峰群が見えてきた。
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あれが山頂だろうか?地図を確認すると違うようだ。ここで分岐の道標が出てきた。道標に従うと東赤石山は右へ向かう。
途中で左へ曲がり、岩場の急登で尾根、そこが縦走路の分岐。東へ僅かに進んで岩の上の山頂に到着。
空気も澄んでいて展望が良い。瀬戸内海を見下ろせる。
西赤石山の向こうには笹ヶ峰から石鎚山への縦走路の山がよく見えている。
向かう西赤石山への稜線は岩尾根が連なっている。まるで北アルプスを思い起こす景観だ。
三角点は二分くらい東へ行った所にあった。こちらもすこぶる展望が良い。見惚れている内に40分間も過ごしていた
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縦走路の岩尾根はペンキマークが消えかけている所が多く、ルートファインディングに時間が掛る。 |
八巻山側から東赤石山を振り返る
八巻山へ登る
八巻山山頂の金属製社
金属製の社がある八巻山を越えると岩場が減るだろうと、楽観していたら大違い。
まだまだ岩尾根が続く
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下には赤石山荘の屋根が見えていた。
通り過ぎた後、見返すと、通ってきた所と違う場所に梯子が見える。
もっと通過しやすい所があったのかもしれないが、
何にせよ結構危険な岩尾根だ。
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かなり危なっかしい所を通る。岩を抱えて割れ目を跨ぐ。
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幾つかの岩峰を越えてきた
石室越を過ぎると再び鋭い岩峰の前赤石山。
ここは岩の斜面をトラバース
通り過ぎた後、前赤石山を振り返る
やっと普通の山道なり、ホッとした。
物住頭から西赤石山へは気持ち良い道が続く。
この辺からはアケボノツツジの群落が有るらしく"雑誌岳人に載っているよ"と、昨日偶然出逢った地元の案内人という方が話していた。
二週間後には咲き乱れるのだろう。
銅山越から西赤石山(真ん中左奥の高い峰)を振り返る
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峠の銅山越まで下り、栄華の時を偲びながら銅山跡地を見学して下る。
ダイヤモンド水
小学校跡や劇場跡地などを見る
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レンガ造りの摂待館跡
日浦登山口へ下山
デポしたチャリンコに乗り、坂道を下ること12分ほどで筏津の駐車地に戻ることができた。
温泉は山越え、高知県の大川村から伊野町へ。
道の駅併設の木の香温泉へ入った。
今回も雨上がりで展望良く、東赤石山は荒々しく男性的、西赤石山は柔かいスロープの女性的な山。
その全く対照的な山の縦走は変化があり、とても充実した一日だった。 |
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