縦走路の向こうに三峰山  高見北尾根より
 2012年05月11日  日帰り
 メ ン バ ー  単独
行    程  月出登山口5:45~新道峠6:47~7:20三峰山7:25~新道峠8:00~白髪峠8:32~10:00請取峠10:10~高見北尾根合流12:18
 ~12:45高見山12:53~大峠13:20~14:00林道ゲート自転車デポ地14:12……(自転車)……月出登山口15:20
山    名  三峰山(1125m)、高見山(1249m)
天    候  曇り


このルートの縦走、単独で日帰りをするには少々厄介。
地図を眺めてみた。NETの情報では高見山から三峰山へ向かう人が圧倒的に多い。
が、私の場合、車の回収には、やはり自転車。それを下り坂に利用しなくてはならない。

そうなると、標高の高い高見山側に自転車をデポしておくの事になる。
そしてスタート登山口は三峰山の飯高側の月出とした



山間部では冬に戻ったような気温の朝だ。
高見トンネルを抜けると三重県。そこから直ぐに大峠を目指して林道を進む。
分かってはいたが、大峠へ向かう林道は暫くするとゲートが有り、そこから先は通行止となっているのだ。
積んで来た自転車をゲート近くへデポした。



月出の登山口へ向かう間、距離を測る。約12km有った。
この道のりは、下りだけでは無く上りも有るので、一応自転車を降りて歩くことも覚悟した。

月出は1番下の登山口。

石段の道は林道を横切り、上の登山口まではショートカットの道。
この時期に成り長Tシャツ一枚で歩いている日が多くなったが、今日は寒くて上にシャツを着ている。風も強い。

上の登山口まで続いている林道を横切る


新道峠、稜線はもっと強い風が吹いていた。レインウェアを着込む。
ここから縦走路を高見山へ・・・と思ったが、矢張り三峰山を踏んで高見山との山頂を繋ぐ事に拘ってみる。
4キロほど余分に歩く事に成るけど、陽も長い時期なので良しとしよう。



三峰山山頂はガスっていて展望は効かない。


八丁平も風強くじっと立っているのが辛いくらいの強い風で身体が冷えてくる。


早々と歩き出す。耳が冷たい、フードを被る。それでも歩くには、暑いよりはマシだろう。
新道峠へ戻り、愈々ここからが未踏のルート。


藪化しているのかと思っていたが、尾根は広いので歩きやすい。
踏み跡が薄くなりかけた所も有るが、そこら中にテープがあるので全く見逃すことはない。

距離はソコソコ有るが、歩きやすいのでそれ程時間が掛かる雰囲気ではない。

白髪峠の手前で集落を見下ろす





あれは高見山なのか?
そんなに近くはないだろう
確認すると、それは北尾根よりまだまだ手前のピークだった。




ちょうど中間の鞍部、請取峠でひと休み。


少しづつ標高が上がる。
展望の効かなかった空も時々明るくなったりして、周辺の山が見えてくる。


尖った高見の山頂がチラッと見えてきた。


高見北尾根に合流。ここでようやく大きく展望が開けた。
通って来た山並みを振り返る。いつもより三峰山がひときわ雄大に見えている。


疲れも出てきた頃だったが、ブナの新緑とツツジの北尾根は気持ちよく、癒される。




登り切ると高見山山頂は猛烈な風と寒さ。避難小屋に駆け込むが誰も居ない。
二度目の食事をして大峠へ向けて下る。少し下ったところで本日始めて単独の登山者と出合った。



大峠


大峠からは林道を下る。無惨な崩壊個所も多いが、復旧工事の予定は今年の831日までとなっていた。
予定通りなら9月には開通することになる筈だが?

ここは高巻く



いつか山で失った自転車の事を思い出し、待ってくれていた自転車を見つけてホッとした。
12
キロの道程を自転車で下り、上り、車の所へ戻った。


取りあえず念願は叶ったが、やはり縦走路よりも三峰山、高見山の、その周辺だけに山の魅力が集中していると感じる山行だった。
TOPへ  山へ残した足跡  大峰へ残した足跡  台高へ残した足跡  百高山と標高2500m超の山  日本百名山