晴れ間も見えて駒ヶ岳の姿が現れる
小さいアップダウンを繰り返し小倉山。ここは駒の湯への分岐点。
ここまでの約2時間、大して標高を稼いでいなかったが、この辺りから少しづつ坂道になる。
堂々とした荒沢岳はやはりカッコよい
標高が1800m位から岩場が多くなる。
登山道に水の流れが出てくると登り切ったところが小屋だった。
小屋の前にはホースからふんだんに水が出ていた。
汗かいた後には格別に美味くいただける有難い水だ。
余った水が道に溢れていたのだ。
小屋の前のベンチで休んでいるとMさんが追いついて来た。
Mさんと一緒に山頂へ向かう。雪渓を通過すると直ぐに稜線。
右手に300m歩くと山頂。生憎ガスでなにも見えず。
分岐へ戻り、Mさんと別れて中ノ岳へ向かう。
ここまでとは明らかに登山道の状況は変わった。
稜線は広いが笹の道は足元が見えない。
暫くすると花が多くなる。
ヒメシャガ
ニッコウキスゲ
ハクサンフウロ
ウラジロヨウラク?
ハクサンチドリ
白のハクサンシャクナゲ
お花畑
花の道が終わるとドンドン下る。
細い踏みあとは草に隠れて見えにくく危険がいっぱい。
鞍部からは痩せ尾根とアップダウン。気の抜けない道が続く。
振り返ると駒ヶ岳が見えるか?
やはり山頂は雪渓から湧き上がるガスで見えない。
八海山へ下る途中の御月山が見えた
向かう中ノ岳と思えるピークはガスでいつも隠れている。あと一つピークを越えると中ノ岳か。
岩と木の根が絡んだ登り斜面、標高も1800mに差し掛かる頃、電波が通じメールが入った。
それがPさんからだったのである。
長野県南部では大雨で停滞中とかであった。
直ぐにこの地域の天気予報を確認した。予報は今夜は雨、明日も雨に。
もうすぐ中ノ岳の避難小屋だが、どうせ撤退なら今の内に安全な駒の小屋へ戻ろう。
モチベーションは完全に下がってしまった。しかし時間はある。
落ち着いて帰ろう。30分もしないうちに雨になる。雷も一つ。
急いで合羽を着るが幾らか濡れてしまった。
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