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朝から体調はイマイチ。昨夜の呑み過ぎが災いしている。
トンネルの手前に登山口はあった。
ただし何の表示も無い。
林道の斜面崩壊防止のネットの工事用の登り口と思えるが、尾根に取り付くには此処しか無い。
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崩れそうな斜面をトラバースしながら急勾配の尾根に乗る。
此処からの標高差約1000m登ると一つ目のピーク。
踏み跡は有るような無いような、時々思い出した様にテープが有ったりする。
戻る時は尾根を間違えないよう気を付けなければ。
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シッカリ汗を掻き二時間程登った頃、昨夜のアルコールは抜けたようだ。
標高1850m、少し平坦な場所で二回目の休憩。
ダケカンバの緑が思い切り陽を浴びていた。
周囲が開けた草付きの斜面を登り切るとそこが一つ目2128mのピーク。
除山への分岐だ。
と言っても道が有る訳では無い。 |
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休んだ後、その先の南斜面に赤石岳方面が見える展望地あり。
ブッシュを少し進むともっと良い展望地が有り、悪沢岳から赤石岳、大沢岳、西の奥茶臼山まで、眺望は抜群。
左奥=赤石岳 右手=大沢岳
赤石岳のズームアップ 左は小赤石岳
大沢岳
左端から悪沢岳、中岳、荒川前岳、 右奥が赤石岳
左から大沢岳、丸山、奥茶臼山
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目指す小日影山はその手前の尖った前衛峰と共に見渡せた。
ここでの素晴らしい眺望に満足した。
此処から先が何とも厄介だった。シャクナゲ帯に突入した。
左奥が小日影山 右手前は鋭く前衛峰
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小さいアップダウンを進み、前衛峰の岩壁を右手に見て、
急斜面を木を掴みながら登り切った。
短い距離だったが、かなりの時間を費やしたようだ。
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前衛峰を過ぎると踏み跡が有り、歩きやすくなってホッとする。
倒木帯を過ぎ、木立の中に小日影山山頂。
以前タンタンさんが登った時のメモリアルは色褪せてしまい殆ど見えず。
山頂表示が無い事は知っていたので、用意してきた小さい手書きのプレートをぶら下げた。
必死で登ってきたので花を見る余裕さえなかったが、下山途中では幾つかの小さい花びらのシャクナゲを見て気持ちが和む。
下りでは何度もGPSのお世話に成り、前衛峰の下りでは下手なルート取りをしてしまい、一回だけロープを使った。
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南アルプスのど真中にある小日影山。
縦走路から外れた真剣勝負の深い山を味わった一日だった。
超2500mの山もあと僅かだ。
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