冬の乗鞍スカイラインは閉鎖されている。その入り口から少し歩いた所から尾根にのぼる。
|
幾つかの尾根が有るので何処から登ろうかと地図を眺めていた。
スノーボードを担いだ元気そうな方が最短の尾根に取り付いたので
聞いてみると「ここから登るのが良い」と教えてくれた。
|
|
自分達もその後を追うように登るが、急坂で厳しいのだ。
元気なボーダーはあっという間に見えなくなってしまう。 鉄塔を過ぎ、暫くで右側が開けた。
|
トレースはしっかりと付いていて意外に歩き易いが、尚も急登が続く。
モンスター化した樹氷の横で休息。
|
|
標高1800程のところまで登ると山頂付近も見え、
先に登って行ったボーダー仲間が数人休んでいた。
|
今日も好天、しかもピーカン状態になって来た。
標高1850m付近
振り返れば乗鞍の山並み
山頂へはモンスターの中を少し歩くと到着した。
昨日誰かが作って置いたと云うスノーテーブルもあり
直ぐに腰掛けて休めたので有難かった。
根雪の上に新雪が50cmほど積もっていたので、もしトレースが無ければラッセルは相当厳しいものになっていただろう。
おそらく山頂まで到達出来なかったかもしれない。
東の正面には真っ白い焼岳、少し右手向こうには恰好良い霞沢岳。
木の間には穂高から槍ヶ岳まで神々しい輝きだ。
Pさんも大満足の様子でシャッター音が途切れない。
このままずっと山頂に居たい気がした。
Pさんが見え易い場所まで少し下って行って撮った穂高の写真を借用
カシミールでの展望図
|
青空に雪の白さが映える
|
|
この大木の裏手が山頂の様だったが表示板は全く判らなかった。
有ったとしても雪の下だろう。
|
肩まで戻り、笠ヶ岳や五郎を確認。下りの斜面では正面に乗鞍岳、十石山。
|
左奥が十石山 右、乗鞍
スノボーのシュプールが美しい。
復路は山スキーで登ったトレースで下った。
思う存分雪山を楽しめた一日だ。
雪山4連チャンの最後の日だったが、疲れも吹っ飛ぶ程満足した。
下山後の温泉は高山冬頭町の「ひだまりの湯」でした
|
TOPへ 山へ残した足跡 大峰へ残した足跡 台高へ残した足跡 百高山と標高2500m超の山 日本百名山 |