神威山荘(標高 約380m)の横から暫くはトリカブト咲く林道跡の道を歩き、先ずひとつ沢をわたる。
道は細くなり背の高い笹の道。
早朝の行動が多いヒグマの心配をしながら、時々「ヤッホ~~」と大きな声を出しながら進んだ。
勿論、鈴も2連。それでも沢の音でかき消されてしまう。
事前情報では何度も沢を渡渉することになっている。
無理して岩飛びしながら登るよりも、安全に歩きたかったので、尾根取付までは沢靴で歩いた。
最初だけ広い道
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何度も渉る沢
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流れが」美しい
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沢を2時間
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約2時間で尾根取付点の赤ペンキ矢印マークに着いた。
ここに沢靴と共に不要な物と500ccの水をデポ。
赤ペンキ矢印マークのある岩
ここから急登が始まる。山頂までの標高差は800m。
急坂を登り始めて直ぐのこと。先日出逢った北大生3人パーティが下ってきた。
このパーティは私と同じペテガリ岳と神威岳を5日間掛けてのテント山行の最終日だった。
その後は誰にも逢う事はなかった。
急ではあるが色付きかけたダケカンバやナナカマド、カエデが気分を癒してくれる。
色づき始めた斜面
急登800mを約2時間で登り切った。
最後の日高山脈になるかも知れない山頂で展望を楽しむ。
端正な形のペテガリ岳が美しい。
ソエマツ岳の向こうには十勝平野が見下ろせた。
昨日キノコをくれたおじさんは
「阿寒湖まで見えるよ」
と言っていたが・・・・・・・
其処までは見えなかったが、雌阿寒岳と思える頂が目に入った。
山頂にて
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真ん中奥の高い山がペテガリ岳
十勝平野をが見下ろす
しっかり日高の山並を目に焼き付けて下山へ。
神威山荘が見えてほっとする
下山後は「道の駅みついし」に併設の昆布温泉で4日間の汗を流した。
そして久しぶりにNETで天気予報を見る。
残り2日の内でオプタテシケ山に登りたいが、明後日は雨だ。曇り空ではあるが明日に掛けてみるしかないかも。
一昨日ペテガリ岳から見えていた神威岳
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