登山口は荒れた林道跡を数分歩いた所。
腐りかけた道標がある。
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尾根までは、中間に標高差200mほどの急登が有る。
出来るだけ汗を掻かないようにゆっくり歩いた。それでも汗をかくほどの急坂だ。
そのあとは緩い坂を登り、一ノタワの分岐に着く。
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寒波の昨日までは風が強かったようだが、今日は風を余り感じないし、気持ちよい青空だ。
南には真ん中に大きな仏生ヶ岳と孔雀岳が見えている。
西口からの奥駈出合を過ぎて弁天ノ森で食事休憩。ここは岩の上に立つと北の展望が良い。
北を見れば山頂付近が白い稲村ヶ岳とその左にバリゴヤの頭だ。ずっと左に鉄山のコブも見えている。
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理源太子像、雪の多い厳冬期にはこの像が全部隠れてしまうほどの
積雪になるが冬はまだまだこれからだ。
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標高1650mで雪景色となった。
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標高1700mを超える。
木の階段は滑りやすかったがアイゼンまでは要らない。
朝はアイゼン無しでは無理だろう。
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霧氷が見えるようになったが、この標高になると雲の中に入ったようだ。
青空は見えない。
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弥山小屋に到着。
早速、避難小屋にザックをデポして八経ヶ岳へ
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小屋の前
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たまにチラッと見える青空は嬉しい。
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朝から上っていた日帰りの方たち7組の皆さんは下っていった。
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流石に山頂は寒い、何も見えないので7、8分で直ぐに撤退。
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山頂からは吊尾根を下る。
青空がほしい樹氷。明日に期待しよう。
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国見の草地に後から上ってきたソロの方のテント。
星空と雲海の写真が目的だと話していた。暇なのでお互いに山談義で時間を過ごす。
小屋へ戻ると3人連れの男性がやってきてテントの設営をされていた。
夕刻が迫り空が幾分明るくなり夕陽で染まりかけた。
夕陽を背にブロッケン ちょっと見えずらいかも
沈んだ夕陽と、徐々にガスに包まれてゆく八経ヶ岳
何十回と来たこの山。これほど見事な光景を見るのは滅多に無い。
陽が落ちたら朝までは長い。何することも無く、仕方なく寝ようかと思っていた矢先に、あの3人組みの方達からの
お誘いで鍋をご馳走になり、21時ごろまで楽しく過ごさせてもらった。3人様には感謝です、どうも有難うございました。
深夜の空は満点の星が輝いていた。朝を迎えるのがとても楽しみだ。
【 2日目 11月26日 国見八方睨から迎える朝陽 】
陽の出前、朝6時15分ごろ。気温、約マイナス6度。
大普賢岳と大台ヶ原の丁度中間辺り、東北東方向に、群を抜く高い頂の富士山を発見。
ここで初めて富士山を見たのが1998年12月の事だった。それ以来2匹めのドジョウを狙って通い、ようやく叶った。18年掛かった事になる。
6時33分 太陽が顔を出してきた。
6時39分
オレンジ色が広がる
少しだけモルゲンの八経ヶ岳。釈迦ヶ岳と仏生ヶ岳も見える。
凛とした空気の中の八経ヶ岳は美しい
今日は下るだけなので写真を撮りながらゆっくり下る。
足元はカチカチに凍っているのでアイゼンを着けた。
朝から快晴の空に樹氷が映える。
これだけの陽射しなので午前中に解け落ちてしまいそうだ。
抜群の眺望だ。
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一ノタワ付近まで戻り、振り返って見る八経、弥山
無風で小春日和の様な奥駈道だった。
もう何も云うこと無しだ、満足度は120%だった。
天の川温泉は改修中(2017年3月末まで)との情報で、洞川温泉センターで汗を流した。
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