南岳を過ぎ、知円別岳へ向かう頃、いちばん左奥に硫黄山が見えてきた
 2017年08月03日~04日  北海道ウトロ岩尾別温泉木下小屋から羅臼岳~硫黄山へ縦走
 メ ン バ ー  駱駝さん、DOPPO
行    程  8/03日=木下小屋5:10~6:18弥三吉水6:23~7:07銀冷水7:17~7:57羅臼平8:03~9:00羅臼岳9:20
       ~10:07羅臼平10:24~10:40三ツ峰分岐10:50~休憩15分~12:03サシルイ分岐12:15~
        ~雪渓の水調達10分~13:18オッカバケ分岐13:28~二ツ池13:50
       計 【 距離=13.1km   時間=8時間40分 (休憩他 約115分含む) 】

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 8/04日=二ツ池5:55~6:47南岳7:06~7:57知円別岳分岐8:08~休憩10分~9:30硫黄山9:50
       休憩10分~硫黄山登山口13:05~カムイワッカバス停13:20
          【 距離=11.6km   時間=7時間25分(休憩他 約70分含む)   】

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 合計    【 距離=24.7km   時間=16時間05分(休憩他 3時間05分分含む)   】         
山    名  羅臼岳(1660m日本百名山)、硫黄山(1562.3m一等三角点百名山
天    候  8/03日=晴    8/04日=快晴




【 1日目 8月3日 岩尾別温泉~羅臼岳~三ツ峰分岐~サシルイ分岐~二ツ池幕営地(泊) 】

木下小屋小屋で前夜泊(素泊り2500円
昨夜は素泊まりにも拘らず小屋の管理人さんに日本酒を振舞って頂き気分良く出発。




流石に日本百名山の羅臼岳登山口。早くも15人位の方が上っていった。暫くは樹林帯の坂道。



最初の水場、弥三吉水はシッカリ水が出ていた。次の水場、銀冷水にはトイレブースがある。ここの水は汲める程は出ていなかった。
灌木地帯を過ぎ、岩の多い大沢では視界が大きく拡がり、振り向けば雲海。登山道脇には花だ。



  涸れ沢

     

やかなハイマツ帯を登り切り、羅臼平に着く。山頂がドーム状の特徴的な姿の羅臼岳が青空に突き上げている。


ここから山頂までの標高差は残り約280m。ハイマツ帯が終わり岩場に差し掛かる所が岩清水。少しだけ補充した。
岩を掴みながら登って山頂へ到着。
  
 振り返ると三ツ峰とサシルイ岳
  岩場を登る

 羅臼岳山頂
晴れてはいるがガスっぽいので遠くまでは視界が効かない。
山頂に数人、その中に兵庫県の方がいてRさんとは郷里が同じだったようで暫くは話に花が咲いた。
  岩場を下り、岩清水へ

岩清水に受けていた容器に300cc程の水が溜まっていて補給。

     
 
羅臼平からは、初めて足を踏入れる知床連山。気持ちは高揚する。
ハイマツとお花畑の中を登り、
三ッ峰の鞍部を越えて下って行けば水場。溝への溜り水だけで今ひとつ飲む気がしなかったので汲まなかった。

サシルイ岳への緩やかな登りにチングルマのお花畑をみる。
サシルイ岳のコルを越え、下って行くと、行く手に雪渓が見えて来る。雪溪の水が美味い。
二ツ池のテント場では池の水を浄水して使う積りでいたのだが、重くなるけど、ここで各自4Lづつを汲んだ。

明日の下山まで、水での苦労はほぼ無くなった。
 
     

面白いネームのオッカバケ岳の横を乗り超してハイマツ帯を下り二ツ池。ここが今日の幕営地。フードロッカーが二つ見えた。



多少ヒグマへの不安はあったが実に美しいテント場だ。
池の水も透き通っていて使うことも出来そうだった。

テント場に咲いていた花





【 2日目 8月4日 二ツ池幕営地~~硫黄山~カムイワッカの硫黄山登山口~バス停 】



昨夜は一晩中満点の星が出ていた。
今日は朝から一片の雲もない青空だ。暫くテントを乾かしたあと出発。

暫くハイマツの中を登る。地面を這っている幹を跨ぎ、張り出している枝をかき分けて進む。


少し登り、振り返ればオッカバケ岳とその奥にサシルイ岳が美しい。
二ツ池も見下ろせる。


行く手には硫黄山の姿も見えてきた。


知円別岳へ向かうとサッカー場のように広いお花畑を横切る。




愈々火山の雰囲気満載。気が抜けないザレ場や岩場を通過。


振り返ると奥に羅臼岳カッコ良い。


正面には知床岳だろうか?雲海に浮かんでいる。写真では判りにくいが国後島も見えた。



硫黄山山頂で
 
ガレやザレ大岩の谷を下ります。
 

出るか、出ないか、覚悟はしていたこのルート。ヒグマは現れなかった。
知床連山踏破して\(^o^)/


観光客の多いカムイワッカの湯まで林道を歩き、バスに乗って知床五湖まで戻り、ハイヤーで駐車地の岩尾別温泉へ帰着した。
夢に見た夏の知床連山は、正に天空の楽園だった。同行の駱駝さんお疲れ様でした。


【 下山翌日のおまけ 】

観光船で岬まで往復3時間半

知床半島最先端


右端の羅臼岳から左端の硫黄山までの、歩いてきた知床連山。


硫黄山


手前=羅臼岳  左奥=硫黄山


オホーツク海に沈む夕陽(ウトロ港)


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