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三国川は水量が多くて迫力がある。
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丹後山登山口を過ぎ
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ここが本谷山登山口の内膳落合
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いきなり急坂でも直ぐに緩やかな道になる。
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P1297の一段手前に雨量計測所あり
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P1297三角点で一休み。
一旦40~50m下り急坂が続くようになるがブナ林が美しい
時々小雨になったりする、天気が半日ズレたようだ。
見上げてもガスで先の様子は判りにくい。
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標高1770mの小穂口の頭に到着。
先ずは池を探さねばと見渡すがガスで視界が悪い。
笹薮の中を右往左往するも池は見当たらない。
合羽は着ていても足元は靴の中までビショ濡れだ。
充てにしていた水がなければ撤退しかないが、それはヘッデン覚悟の15時がリミット。兎に角戻る以外にない、苦渋の決断だ。
ザックを担ぎ直し、重い足取りで下山へ。
70mほど下ったころ、登山道の左下の谷に微かに聞こえたが、水の流れか? 確かに水の流れの音だ。
急斜面だったが用心しながら下ってみる。水の音が近づく。
これは命の水ではないか、ラッキー、ラッキー\(^o^)/
稜線到着から1時間50分。登り直してテントを張り終えた。
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ホッとしてテントで寛いでいると少し視界も良くなり、本谷山が見えてきた。
西の空に下津川山
風は強かったけど、深夜には満点の星だった。
【 2日目 9月22日 稜線テント~下津川山ピストン~テント撤収後下山~十字峡 】
夜良かった天気は何処へ? 6時までには出発したかったが。
ガスが視界を遮っている、しかも強風だ。ヤブ漕ぎで進むにはマズイな、暫く様子をみよう。
次第に青空が出てきたので出発。
目指す下津川山は雲に覆われているが笹ヤブ漕ぎからスタートだ。
色付き始めた潅木の中で越後三山を見る。
広めの尾根は笹が深い。細尾根は潅木が邪魔をする。靴に弦が絡まると転倒しそうになる。
中々思うようには進めないが、急斜面の南側ギリギリがヤブが薄くて歩きやすかった。
ただ利根川最上流の谷から吹き上げてくる風は強烈だった。時間との戦いだ、何度か引き返すことも考えた。
進めど山頂の姿はガスに隠れて現れない。
ちらっと山頂が見えかけた。シャクナゲが邪魔をする、這松が現れたころ、あっけなく山頂に着いた。
表示板も何もない山頂だった。誰かが忘れたテルモスが二等三角点のそばにあっただけだ。
残念だがガスで展望効かず。
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山頂 二等三角点
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誰かの忘れ物
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時々に色付き始めた潅木
テントが待っているのは二山先のピーク
帰路、振り返った時、雲が切れた瞬間の下津川山。四方に尾根を広げた大きい山だった。
八海山、中ノ岳、兎岳
往復6kmを約7時間もかかった藪こぎ、疲れていたけど急いでテントを撤収した。
暗くなるまでに林道まで降ればどうにかなる。林道歩きはヘッデンで十分だ。
降る時、恵みの水を汲んだ沢を見下ろす。
夕陽が差し込むブナ林
予想通りのヘッデンでの林道歩きとなったが、不運をすりぬけての登山はメデタシ、メデタシで終える。
今回の温泉は「五十沢温泉ゆもとかん」 |