以前からあの広大なブナ林の紅葉を観てみたいと思っていた。
天気も安定している様なので、前夜急に思い立って出かけた。
上山高原から南に進めば大ズッコの手前にある広いブナ林だ。
少し遅いかもしれないが行ってみよう。
夜遅くに到着した若桜の道の駅で車中泊。
朝は峠越えで上山高原から入るつもりで車を進めたが台風被害の影響で通行止めとなっていた。
コース変更して姫路コース登山口へ向かった。
登山口の少し手前、道路脇にある広いスペースが駐車場である。先客は車二台。
駐車場から登山口までは5分ほど。
登山口を入ると暫くは沢沿いに谷歩き。 |
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二合目の表示があり、その先は尾根歩きとなり階段が続く。
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明るい稜線に出た。空も青くていい雰囲気だ。
ただこの尾根の紅葉は終わっていた。
目指しているあのブナ林の紅葉は残っているのだろうか。
六合目付近に一本だけ残っていた大きなブナの紅葉⇒
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そんなことを考えている内に山頂の避難小屋に着いた。
一休みしながら鳥取市街を見下ろせば微かに海も見える。大山は雲の中か?
ブナ林へ向かう。所々に残っている紅葉
目指すブナ林は大ズッコを越えた北側にあるが、取り敢えず鞍部から大ズッコヘ登りかけると向こうから此方へ下ってくる4人と出合った。
あのブナ林の様子を伺うと「終わっているよ」との残念な返事だった。
大ズッコ付近のブナ林もいい感じだが葉が落ちてしまっている。これはこれで美しい林だ。
諦めて山頂避難小屋へ戻り小休憩。
逆光で氷ノ山はシルエットに
南を眺めていると錦を纏った尾根が見えている。
あそこへ下ってみたいが何処になるのか地図を確認してみると登山道がある。
下った後、林道を周回してスタート地点に戻れるようだ。
嬉しくなり期待しながら下ってゆく。
綺麗なもみじも映えるが、意外にも登山道の脇は杉が多くて今一だ。
この登山道の下山地点が近付き、ブナ林が目立ってきた。
ここは紅葉真っ只中だ。
下山口となった「ふるさとの森登山口」
ここからスタート地点までは舗装された林道歩き。
この林道から見える周囲の山肌は鮮やかな紅葉に埋め尽くされていた。
ススキの穂も良い雰囲気
格別輝いていたブナとカエデ
紅葉の中にどっぷり浸かりながら約1時間半の林道歩きだった。
帰路、車で立ち寄ってみた豪快に流れ落ちる雨滝
あの広いブナ林の紅葉は見ることが出来なかったけど違う場所で思いがけない紅葉を楽しめた。
あのブナ林の紅葉は来年の楽しみにしよう。
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