西別岳 (摩周岳山頂より)
 2019年11月08日  北海道標茶町・西別小屋から西別岳、摩周岳(カムイヌプリ)へピストン
 メ ン バ ー  単独
行    程  西別小屋登山口7:00~リスケ山分岐8:04~8:28西別岳8:33~ヌー牛別岳~分岐9:33~
 ~10:17摩周岳10:41~11:15分岐11:25~西別岳12:12~リスケ山12:40~西別小屋登山口13:25
  計 16.0km 6時間25分(休憩40分含む)   全行程の上りの累積標高差1030m

山    名  西別岳(799.5m)、 摩周岳(857m)、 リスケ山(787m)
天    候  晴





車中泊した「道の駅摩周温泉」の朝は寒かった。路面が滑りそうで怖いので遅い目の出発。

道路の分岐には西別岳への道標が随所にあり林道までの案内は分かりやすい。
地道になった林道を案内に沿って進めば登山口と分かる広ーい駐車場に着いた。
超立派な小屋と、別棟にはトイレがあり、黄葉した松林に囲まれた空間だ。

地平線に登った朝陽
  登山口駐車場と西別小屋
     
 
松林の中を進みダケカンバの林を抜けると一面が笹原となった。緩やかに見える坂も真っ直ぐに登っているので見た目よりきつい。
取り敢えずピークか?と思ったら違った。若いダケカンバが並んだ木立の中を通りリスケ山
 
     

その向こうに西別岳が見える。


もっと右手奥には鋭く聳える摩周岳と火口壁、摩周湖も見えている。 灌木には霧氷も見られる。
まだまだ遠くに見えるが気持ち良さそうな道が繋がっていて楽しみだ。


とっても歩き易いし、この絶景はたまらない。東の方には昨日より一際白さが目立つ雄大な斜里岳だ。


斜里岳がこれ程迄に大きく雄大に見えたのは初めてだ。間違いなく誰もが認める日本百名山に相応しい姿だ。
西別岳へは綺麗なスロープでのぼる。西別岳からは摩周岳の火口壁の迫力が一層増してきた。
右手の端には昨日登った武佐岳も見える


   一旦下り一つのピークを越えて大きくて広い台地を緩やかに左にカーブしながら進めば摩周湖展望台からの道に合流した。
     

今度は戻る様に火口を左回りに進む。爆裂火口の底から摩周岳山頂までの標高差が何と480mも有る。




約200mほど急坂を登り狭い山頂に立つ。風が冷たい。少し風を遮る斜面に戻り腰を降した。
摩周湖が真下に見える。水は深い青緑色、少し色が変わって見えるのは部分的に氷が張っている所だろう。

摩周湖の奥に斜里岳





今一度斜里岳のダイナミックな姿に感動。阿寒の方を見れば急峻な雄阿寒岳の姿が目立つ。登ってみたい山の一つだ。

斜里岳


西別岳を目指して戻る。程よい雲も浮かんできた。

  
  
復路、西別岳で大きなカメラを抱えた方2人連れに出会った。
話してみると40年前まで大阪の天王寺に住んでいたという方で話が弾む。今は麓の中標津で暮らしているとのこと。
私がわざわざメジャーでも無いこの山に関西から来ていることも随分珍しがられた。
もしもこんな山が関西に有ったとしたら休日は多くのハイカーで賑わうことだろう。

西別岳を振り返る


今一度、摩周湖と摩周岳を眼に焼き付けた


リスケ山へ立ち寄る。ここでも左奥に雄阿寒岳の雄姿が眼に留まる


大地に向かって下る。笹の向こうにダケカンバ、その向こうには黄葉したカラ松。


明日の山は然別湖付近。途中の阿寒湖に有る温泉に入る。
「マリモの湯」は地元の住民しか来ない小さな温泉、450円はこの付近では安かった。
ホテルの温泉も有るが矢張り高額。汗を流すだけなので此処で十分だった。



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