雨竜沼湿原は東西4km、南北2kmで約100ヘクタールに渡って大小170の池塘が点在している日本有数の高層湿原。
甲子園のグランドが約80個分ということになる。そして暑寒別岳への登山ルートの途中にある。
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快適なキャンプ場の前にある立派な南暑寒荘。
小屋の利用は駐車場、キャンプ場共に無料で使わせて貰える、ありがたい実に立派な小屋だ。今年はコロナの影響で閉鎖中。
この小屋の前を通っての出発となる。
暫く林道跡を進みこれも立派な吊橋を渡る
少し坂道を登り白竜の滝。
滝を過ぎて第二吊橋を渡ると急坂が続く。この坂は剣竜坂と言われているがこの暑さの中では厳しい登りで汗ダクになった。
左に沢が見えるようになると湿原の入り口は近い、と思ったが意外にそうでもなかった。
湿原入り口のテラスで一休み。ここからは広大な湿原が見渡せる。
最初は蛇行した川を左手に見ながら進む。
左右には少し大きめの地塘が現れる。右奥は増毛山地の最高峰・日本二百名山の暑寒別岳、左は南暑寒別岳。山頂までは遥かなる道だ。
昨夜テント泊のソロの方は南暑寒別から暑寒別までは狩り払われてなくてササヤブに苦労したと話していた。
相当な強者だと見受けたが10時間以上掛かったとのこと。以前私が登ったのは距離の短い日本海側だったのと残雪があったので大したヤブ漕ぎは無かった。
道は全てが木道。コバギボウシの盛りだ。
コバギボウシ
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コバギボウシ
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ハクサンチドリの一種?かも
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エゾノシモツケソウ
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雲の浮かび方も絶妙
木道は右回りの一方通行となっている。湿原をほぼ縦断して小高い丘の展望台。
此処のベンチは休みどころ。湿原を見渡すことができる。
エゾノサワアザミ
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ワタスゲ
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サワギキョウ
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クガイソウ
暑い夏真っ盛りの日だったが湿原は比較的涼しく快適。おもいっきり堪能した。
湿原マニアのSさんは私以上に満足した様で、とても良い一日となった。
完璧に乾いたテントの元へ帰着。
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