ありがたい水はトッタの泉
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ヌカビラ岳手前
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此処が今夜の宿
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少し色づいたナナカマド
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ヤマハハコ
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テントから直ぐの見晴らし
テントの周辺には沢山の花が咲いていた |
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雲が多くガスっていたが、15時半頃から少しずつ雲が切れる。雲海の中に幌尻岳、戸蔦別岳が、北にはチロロ岳がチラホラと姿を見せた。
大きなカールのある幌尻岳(右)と鋭い戸蔦別岳
此処から見ればなだらかに見えた北戸蔦別岳
戸蔦別岳と滝雲
そうしているところへ後続の方がマットを拾って届けてくれると云う幸運があった。
僅か150gの物だけど量だけでも邪魔な物。本当にありがたかった。
夕方から山は晴れて展望が良くなった。夕張岳、芦別岳が夕焼けのシルエットに。手前の山はチロロ岳。深夜は星空だった。
【2020年8月22日】
目覚めは3時半。 出発前の朝はオレンジに染まった
4時半、明るくなってきてソロソロ出ようかと思っていたら、下から2人連れが登って来た。
この時間に来るとは、いつ何処からスタートしたのだろうと思った。
出発後30分で戸蔦別岳に着いた。見える所だけで4張り、皆さん上手くスペースを見つけてテントを張っている。
見えないが幌尻側にも張っているのだろう。既に出発後で全員が幌尻岳に向かった様だ。
自分が向かう1967峰方向に人影は全く見えない。
北戸蔦別岳から見た幌尻岳と戸蔦別岳
目標の1967峰も見えている。
暫くは歩き易い高低差の無い稜線。こんな調子ならいいなと。ところが、そこから急下りでハイマツ漕ぎの洗礼。
足元が見えないので慎重になる。次はハイマツとナナカマド、笹の藪を滑り落ちそうなトラバースだ。
鞍部に降りれば腰から背丈程のハイマツ漕ぎ。これは強烈だった。
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見た目は綺麗な稜線でも、そうたやすく無い。お花畑に出るとホッとした。
でもクマの掘り返しが多い。乾いていたが、奴の落とし物もあった。見通しが利くのでクマの存在は確認しやすい山。
その姿を見ることはなかった。
P1856へ着いたのはCT40分より25分オーバー。この調子でこの先どうなるのか不安になった。兎に角進んでみよう。
岩場や草付きへ出るときはホッとするが、またハイマツ漕ぎへと変わる繰り返しだ。
P1856から展望する
数日後に予定している山も見えた
大岩の集まったピーク周辺で右往左往。
往路復路共に苦労した所だ。ガスっていたらと思うと恐い。戻る場所さえ見えないハイマツの藪だ。
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この上でルーファイに難儀した
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まだ山頂は遠い
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矢張り天気が良いのは最高、復活し易い。
1904でこの先の山頂と思われる岩峰を見上げて小休止。あの岩場を何処から登るのか、ハイマツ漕ぎが無いのは嬉しい。
1967峰山頂は登り切った岩場のまだ向こうにあった。
やったー到着だ~360度の大展望だ。日高山脈の山々が並ぶ、東大雪のウペペ、ニペ、石狩。夕張の山、遥かに羊蹄山も頭を出していた。
風も涼しく大きな達成感に浸る事が出来た1967峰。
登ったなら戻らなければ。ハイマツも髙中低とお揃いだったのでズボンは松脂だらけ、両脛はアザだ。
でも達成感満載でテントへ戻り撤収。
沢まで降りてからがとっても長く感じた1日だった。
余裕のない復路では花を撮る事も忘れがちになる。
すっかり秋です
沢で見かけたダイモンジソウ
温泉は帯広オベリベリ温泉「水光園」 道の駅音更で車中泊した。
翌日23日はサホロ湖キャンプ場へ。
此処は無料施設なのに広大な敷地にビックリ。炊事棟と水洗トイレ、それに設備や敷地の手入れをする管理人さんの棟がある。
欠点は一つ、携帯電波か届かない。がそんな贅沢は言えないぽど綺麗だ。
今晩Hさんが此処へ合流するまでは洗濯などで時間を潰した。
夕方遅くなって日高のペテガリ、神威から戻ってきたHさんとサッポロクラシックで祝杯を挙げた。
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