【 先ずは藻琴山へ 】
天気予報の降水確率は10%程度なのに晴れマークが付いていない。
朝から小雨が降っていた。もう止むだろうと摩周岳へ登る前にサラッと登れる藻琴山へ行ってみた。
登山口の標高は730m。屈斜路湖が見下ろせるがモヤッとしていて全体像はイマイチだ。
雨は止んでいたが海上で発生した濃霧が此処までやってくるらしい。山頂迄の標高差は僅か270m程だ。取り敢えず登ってみよう。
ハイマツ帯の緩やかな登りだ。
途中大きな岩がぼんやり見える、近づけば随分大きい。屏風岩だ。
ナナカマドなどの紅葉する灌木もあり少し秋めいた彩りになっていた。
期待した空は変わらずだった。また次の機会にしよう。
駐車場へ戻ると屈斜路湖が少し見え易くなっていた。
摩周湖へ移動途中で見えてきた藻琴山の姿(屈斜路湖の向こう)。
【 摩周岳、摩周ブルーと霧の摩周湖 】
私は昨年11月に西別岳からピストンしているので今回は反対側の第一展望台から山頂へピストンしてみよう。
Hさんは折角だから西別岳から山頂、そして第一展望台へ縦走が良いだろうと其々が出発点を変えて2人共第一展望台へ戻る計画とした。
摩周湖を左回りに弧を描く様に進む。気持ち良い丘を歩く感じだ。予報通り少し青空も見えてきた。
山頂は近くに見えていたけと意外に遠い。
緩斜面では有ったが幾つかのアップダウンがある。道は殆ど凹凸が無いので膝にはとても優しいルートだ。
西別岳の姿が美しい。
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まだ遠い
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美しい西別岳会見える
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摩周岳
青空となった
分岐へ着いた頃、Hさんは西別岳山頂に着いたとの報告。
私は先に山頂を目指す。登りに差し掛かり花が多くなった。
険しい断崖の爆裂火口は摩周岳を挟んで湖の反対側にあるので観光客は見ることができない。
火口底から山頂の標高差は480mもあるので火口壁は迫力満点。
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分岐
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火口壁
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摩周湖が眼下に広がる、摩周ブルーと呼ばれる神秘的な色だ。朝登っていた藻琴山も姿を見せている。
しかし風が強く寒いので山頂に長居は出来そうもない。
遠くに大きな斜里岳だっが山頂にはガスが巻いていた
少し雲が増えてきたので下る。下る途中でHさんが来た。私はゆっくり歩くのでスライドして先に戻らせて貰った。
ガスが流れてきて摩周ブルーは無くなり、正に霧の摩周湖となった。
Hさんが追い付いてきて一緒に下山。
1日で摩周ブルーと霧の摩周湖を見ることが出来て貴重な日だった。
阿寒丹頂の里道の駅へ併設の温泉では観光雑誌「HO」の無料クーポンが使えた。
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