前回登ったのは5年前の7月末、メインルートの岩手県側からだった。
良い筈の景色はガスに包まれて不十分だったけど花がまだ残っていたのは良かった。
今回は紅葉目当てだ。歩いていない秋田県側から入ってみよう。
岩手県奥州市からR397を秋田県東成瀬村へ入りトンネルを抜けて少し下って行けば立派な看板が目に付く。
焼石岳登山口への入り口看板だった。砂利道を約3kmで3合目登山口の駐車場だ。
一台だけ駐車してあった車の持主が16時過ぎに下山して来た。幾つかの情報をいただき参考にさせて貰った。
誰も居なくなったが今日は此処で車中泊。
歩いたコース 拡大します
登山口
朝5時半、一台の車が上ってきた。車の2人が出発した後、少し遅れて出発した。
とても立派な登山道だ、良く踏まれた道は歩きやすかった。しかも平坦な道がやたら長いし静かだ。
合目表示があり分かりやすい道だ。
展望の良い五合目。遠いが赤く染まった山が見えたので焼石山頂かも
5合目を過ぎて下って行けば沢に出た。石飛びで沢を渡る事3回。
雨の後は水の中を渡ることになるが今日は問題無く通過出来た。
沢から離れて少し登る。又平坦な道が続くが色着き始めたブナの森が気持ち良い。
ブナ林
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少し色が着いている
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水場が近づき、濃いピンク色に染まる姿が見えてきた。
灌木と笹の道を進めば8合目の焼石沼。山は南本内岳。
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紅葉に染まる山肌が周囲に広がり、近付くに連れて鮮やかさは増してきた。
遥か東に鳥海山の姿も見える
稜線分岐を右に折れて手前方向の焼石へ。振り返る草紅葉の向こうは南本内岳
大きな岩の道を焼石岳山頂へ
この斜面を登れば焼石岳山頂。向こうに広がる紅葉の台地は東焼石岳
僅かに花も残っていた。花の終わった高山植物の葉も色を添えている。
岩ゴロゴロを越えて最後の登りで山頂に着いた。先客は1人。
風が強かったけど記念のショットをお願いした。
メインルートの岩手県側を見下ろせば結構な数の登山者が登ってくる姿がみえる。
泉水沼から横岳に向けて広がる紅葉の海が見下せる。
青空は見えないが薄陽が差している。東側の東焼石岳の紅葉は特に鮮やかだった。
午後からの天気は下り坂の予報で長居は出来ず下山へ。
素晴らしい紅葉を見下ろしながら下るのはすこぶる快適だ。この山も紅葉では代表格の山、それは間違い無かった。
2パーティ4名と出会ったが週末にしては少な過ぎる。どちらかと言うとマイナールートなのだろう。
ここは花の名山、夏の名残の花もあった
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タカネナデシコ
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ツリガネニンジン
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ウスユキソウ
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ハクサンフウロ
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ノコンギク 紫系
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ミヤマアキノキリンソウ
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ノコンギク 白系
温泉(焼石岳温泉クアパークひめかゆ温泉)の後、仙台へ。
高速バスで約12時間。翌朝には大阪に着いた。
遠方への高速夜行バスは時間のロスが少なくて、効率が良い事が分かった旅だった。
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