石立山を足和田へ下る
 2020年10月15日  高知県香美市・べふ狭登山口から石立山。足和田登山口(徳島県)へ下山
 メ ン バ ー  単独
行    程  べふ狭駐車場6:30~登山口6:37~竜頭谷7:30~P1183岩場8:38~P1472休憩10分~9:52西峰10:07~
 ~10:22石立山11:05~尾根から下降点12:10~足和田登山口13:05
     計 10.2km 6時間35分(山頂ほか休憩約60分含)   全行程の上り累積標高
 
約1230m
山    名  石立山1707.7m)
天    候  晴れ

以前Bumさんから聞いて初めて知った四国の難関、石立山。何時かは登ってみようとタンスの引き出しにしまっていた山だ。

徳島県小松島から那賀川に沿って山合に入りR193号を進み、R195号に繋ぐ。
今回下山口にする足和田は高知県境の四つ足トンネルのすぐ手前。右手の坂道を1分ほど走れば登山者駐車場だった。






自転車をデポしてトンネルを高知県側へ抜けた。4km程でべふ峡への入口。奥へ1Km入った所が良く整備された駐車場。
既に暗くなっていたので周囲の状況はよく判らなかったが観光客用のものだろう。ここで車中泊とした。
ほぼ月明かりのない新月に近い夜空には明日の天気を占うように沢山の星が輝いていた。

  起きても他の車も人影も全くない静かな朝。登山口はそこから300m川沿いに歩いた所だった。
登山届用のボックスが見えた。中には丁寧に防水の袋でガードされた記入用紙、エンピツ、削り器までもがあった。

駐車場の傍の橋には印象的な熊さんの像。


登山届ポストと赤い橋。 投函して赤い橋を渡った。

渡った先はいきなりの急階段だ。
  階段は無くなったけど
 
身体が反り返りそうな位に急坂だ。
 
カタツムリの絵入りの道標がある尾根のコルでひと休みした。
 

少し登り竜頭谷の沢に下る。渡った先は又々急斜面だ。
白い石ころは良く滑る、まるで蟻地獄を歩くようだ。

 
 
登るに連れ石は大きくなる。
 

P1183で僅かな平坦地だ。鹿除けのフェンスが現れた。この先まだまだ急登が続く。
前後に人が居たなら落石が怖い、その為今日はヘルを被っている。もう白い石は大きな岩になり岩登りとなった。
白い石灰岩にはどれも亀裂が入っていて其処には苔が着いている。かと言ってグラついている訳も無く安定はしていた。


P1472.やがて周囲の木々の葉も鮮やかさを増して展望も良くなった。


  

静かな西峰に着いたのは登山口の橋を渡り3時間20分。
気の休まる事のない厳しい登り、四国一の急登と言われているのも頷けた。



捨身獄の方に歩いてみる。尾根の先に突き出した岩と壁はまさに捨身覚悟で無ければ行けそうも無い。
ザレたナイフエッジを渡るには、膝に不安のある自分には無理だ。ここは自重しておこう。



素晴らしい展望なのだ


石立山本峰へ向かう。




横から見る捨身獄は紅葉と相まって圧巻である。
良い時期に来て良かったと思う。





石立山山頂はここ迄とは全く違う穏やかで広い山頂だった。どんと構えた次郎笈を中心に大展望。
遥かに天狗塚も見えていたが、三嶺には残念ながら雲が掛かっていた。
誰も居ない山頂は鳥の声さえ全く聞こえて来ない静寂そのものだった。この時期には珍しくポカポカ陽気でマッタリとした時間を過ごす。

山頂にて
 
  広い山頂部
 

石立山山頂より    剣山は次郎岌の後ろに重なって見えない
  
下りは足和田へ。暫くはササ道を下る。ブナも色付き始めている。


振り返る石立山の斜面の紅葉も始まり掛けている。



やがて急な下りとなり、気が抜けなくなった。こちらのコースも中々のもの。
 
トリカブトにも見えるが二回りも小さい
 

谷への下りでは崩壊斜面のトラバースもあり油断出来ないルートだつた。里が近づきデポした自転車が見えて、ようやく緊張が解れた。
  
 谷を急降下
   
デポした自転車へ

長いトンネルを抜けスタート地点まで自転車で下り別府狭温泉で汗を流した。



TOPへ  山へ残した足跡(日付別)  山へ残した足跡(山域別)   大峰へ残した足跡  台高へ残した足跡 
日本300高山                  日本100名山
  日本200名山  日本300名山