渡った先はいきなりの急階段だ。
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階段は無くなったけど
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身体が反り返りそうな位に急坂だ。
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カタツムリの絵入りの道標がある尾根のコルでひと休みした。
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少し登り竜頭谷の沢に下る。渡った先は又々急斜面だ。
白い石ころは良く滑る、まるで蟻地獄を歩くようだ。
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登るに連れ石は大きくなる。
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P1183で僅かな平坦地だ。鹿除けのフェンスが現れた。この先まだまだ急登が続く。
前後に人が居たなら落石が怖い、その為今日はヘルを被っている。もう白い石は大きな岩になり岩登りとなった。
白い石灰岩にはどれも亀裂が入っていて其処には苔が着いている。かと言ってグラついている訳も無く安定はしていた。
P1472.やがて周囲の木々の葉も鮮やかさを増して展望も良くなった。
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静かな西峰に着いたのは登山口の橋を渡り3時間20分。
気の休まる事のない厳しい登り、四国一の急登と言われているのも頷けた。
捨身獄の方に歩いてみる。尾根の先に突き出した岩と壁はまさに捨身覚悟で無ければ行けそうも無い。
ザレたナイフエッジを渡るには、膝に不安のある自分には無理だ。ここは自重しておこう。
素晴らしい展望なのだ
石立山本峰へ向かう。
横から見る捨身獄は紅葉と相まって圧巻である。
良い時期に来て良かったと思う。
石立山山頂はここ迄とは全く違う穏やかで広い山頂だった。どんと構えた次郎笈を中心に大展望。
遥かに天狗塚も見えていたが、三嶺には残念ながら雲が掛かっていた。
誰も居ない山頂は鳥の声さえ全く聞こえて来ない静寂そのものだった。この時期には珍しくポカポカ陽気でマッタリとした時間を過ごす。
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山頂にて
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広い山頂部
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石立山山頂より 剣山は次郎岌の後ろに重なって見えない
下りは足和田へ。暫くはササ道を下る。ブナも色付き始めている。
振り返る石立山の斜面の紅葉も始まり掛けている。
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やがて急な下りとなり、気が抜けなくなった。こちらのコースも中々のもの。
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トリカブトにも見えるが二回りも小さい
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谷への下りでは崩壊斜面のトラバースもあり油断出来ないルートだつた。里が近づきデポした自転車が見えて、ようやく緊張が解れた。
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谷を急降下
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デポした自転車へ
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長いトンネルを抜けスタート地点まで自転車で下り別府狭温泉で汗を流した。
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