立派な野生鳥獣センターの建物から一段降りた所が入口。
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分かりやすい道標に導かれて色付いてきたブナの森を進む。
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朝のブナ林は静かだったが笛の音が近づいてきた。
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前には誰も居ないと思っていたが、キノコ採りのおじさんだった。
クマ避け用に吹いていたのだ、離れて前にも一人いて連れの方だったようだ。
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沢に近づいたりしながら平坦な道を3kmばかり歩いて桃洞・赤水の分岐へ。
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先ずは右側の桃洞滝へ。
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左端、観光用に整備された沢の淵を濡れることもなく歩ける道だ。
紅葉が左右の斜面を彩る。
曲線の岩盤を流れ落ちる見事な滝が現れた。これが桃洞滝の様だ。
曲面なのに万遍なく水が流れ落ちる不思議な滝。女滝ともよばれている。紅葉の時期にもピッタリ合ったみたいだ。
分岐に戻り、流れの中をジャブジャブと対岸へ渡り赤水渓谷へ。
最初は沢から離れたりしながら進んだ。その内入渓点と思われる所からジャブジャブだ。
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意外に冷たさは感じない。川床は全て岩盤だ。
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スロープが有ればナメと呼ぶのだろうが
偶に段差が出て来るだけで水平に近い歩きが続く。
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時々甌穴と呼ばれる五右衛門風呂の様な深みがある。朝の逆光は水面の反射で見え難くなるので気をつけなければならない。その事を除けば楽々の沢歩きが楽しめる。 |
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浅い川床はこんな感じが多い
二股を右手に進み桃洞分岐から2時間弱で兎滝へ。
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兎滝
左右の彩りと相まって何段にも重なった流れの立派な滝だ。
滝の上まで登ってみたかったが不安定な膝を使いたくないので無理はしない。
単独での日帰りは此処で引き返すのが正解だろう
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朝からずーっと此処まで紅葉の中、気持ち良く来れたことに万歳だ。
今回の旅が命中した瞬間だった。
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帰路は沢の様子が分かったのでスイスイだった。
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野生鳥獣センターへ戻り、中を見学。ブナの森の事、そこに棲むクマやクマゲラなどの生態を勉強させて貰った。
車で温泉へ移動中に道を横切る親子連れの可愛いクマも見た。何しろ昔からマタギで名高い森吉山麓だから。
秘湯を守る会の杣温泉で汗を流した。
翌日 10月13日
森吉のもう一つの名瀑へ阿仁側から訪れる。林道を車で5kmと山道を2km歩いて日本の滝100選に入る安の滝へ。
こちらは兎に角、豪快な二段滝で上段60m、下段30mと案内板に記してあった。そして上段の滝壷まで降りる事が出来る。
暫く滝壷前でコーヒーブレイク。満足の今日は軽くこの滝巡りまでとした。
まだ上段の滝だけしか見えない
近付けば全容が見えてきた
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上段の滝壺前で
大きな滝壺の横にいる人がとても小さく見えた
勿論今日も温泉 マタギの湯へ
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