昨夜は大雪の麓にある広大な 旭川市21世紀の森のキャンプ場だった。
テントを残したまま層雲峡を南下し、大雪高原温泉の登山口へ。
つい最近の豪雨で林道が崩れた所だ。今は復旧していたが不安定な地面が多かった。
流石に裏側とは言っても此処は大雪、停まっている車の数が違う。
ヒグマの出没が特に多い「高根ヶ原」へ通じる所でもあるので、ヒグマ情報センターがある。高根ヶ原へは通行止めにならないのが珍しい位だ。
それに建替えられた白雲避難小屋へ一番近い登山口でもある。 早速ゼブラ模様の山並みが眼に入るとテンションはあがる。。
さて、山荘の前を通り登山届を提出。硫黄の臭いのする足元の悪い丸木階段の登山道へ。
青空が嬉しいが今日は風が強いとの予報だ。
1時間程で第一花畑だ。木道に導かれて雪渓へ向かう道にはエゾコザクラやチングルマだ。青空に生える緑岳山頂も眼に入った。
13人の若いグループも賑やかに追ってくる。
木道の第一花畑
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この辺からは目指す緑岳がずっと視界の中に
エゾコザクラ
長ーい雪渓も冷んやりして気持ち良い。
第二花畑では花は少なくサッと通過した。雪渓が切れる岩場に不安定な所が有ったけど慎重に。
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ハイマツのトンネルを越え展望が良くなると強風だ。振り返ると、そこには大雪山の広大な縦走路が広がって見える。
でも忠別岳からトムラウシは遠すぎて見えない。
東大雪の懐かしい顔ぶれがシルエット状にずらりと並んでいた。
山頂直下の急登はロックガーデン、標高差350mで山頂。
緑岳(松浦岳)山頂 微かに大雪主峰の姿も
強風でまともには居られないので風裏の岩陰に身を置き、暫しの休息をとった。
この強風下でもあの若者達は賑やかに登って来て大展望に興奮して騒いでいた。
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メアカンキンバイ
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イワウメ
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コケモモ
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コガネイチゴ
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ミヤマリンドウ
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アオノツガザクラ
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キバナシャクナゲ
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ツマトリソウ
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オオバミゾホウズキ?
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味わいを噛み締めながらの下山時出逢った方達。
6人のボッカ隊が長い柱や板を担いで登って来た。白雲避難小屋まで運ぶのだそうだ。
小屋の改修の不足分なのだろうか? そこには2人の女性も混じっていた。
降りたところが登山口の大雪高原温泉。ここは日本秘湯を守る会の温泉で、とても風情が漂っていた。
あれだけ晴れていた空は21世紀の森の残置テントに戻ると雨。急いで撤収し、新篠津の道の駅へ130km移動して車中泊とした。
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