登山口はバス停から6分 ここは急階段
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1520m付近
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登山道の様子
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赤沢ノ頭
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標高が1500mを超えた道標のある「赤沢ノ頭」で大休憩。幸い針葉樹の森は日差しが遮られて助かっている。
まだこの先1000m以上の上りが続くのは気が重いが、無理せず小刻みに休憩を取るとしよう。
赤沢ノ頭で休憩した後、5分ばかり歩いたところで左手には青空のもとに空木岳の姿を見た。その立派な姿にちょっとドキっとした。
2450mのシャクナゲのピークに道標あり。また大休憩だ、確かにこの辺からシャクナゲの木が多くなってきたかもしれない。
既に高山らしくなっている。秋の花が見られるようになった。
岩場っぽいところには梯子もあった。もう相当疲れてきた。
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ヤマハハコ
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アキノキリンソウ
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シャクナゲのピーク
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次のピークが見えているが、あれは小檜尾岳かもしれない。
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オヤマリンドウ
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ナナカマド
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森林限界か?灌木帯となり2600mの稜線では木曽駒方面が見える。存在感のある宝剣岳が判りやすい。
縦走路の向こうには三沢岳。南側の空木岳方面は生憎雲の中だ。
天気は晴れから曇り空に変わってきたようだけど稜線歩きは気持ち良い。風は弱くても秋の雰囲気だ。
傷んだ葉のナナカマドにも色着いた実、足下にはミヤマリンドウも多くなった。
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小檜尾岳に到着するとその向こうには建替えられた避難小屋が丘の上にポツンと、「どうだー、早く来いよー」と言っている様に思えた。
予約していたテント場の手続きを済ませてビールを購入(600円)
テント場はその先5分程下った所、檜尾岳山頂直下にあった。キチンと整地、区画もされている砂地で真っ新は気持が良い。
ま
天気は早めに悪くなる雰囲気だ。テントを張りビールで寛いだあと山頂へ。
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テント場の向こうに避難小屋
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急坂の左右には秋の花の象徴は紫色。
トリカブトやハクサンシャジン?が迎えてくれる。
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ウメバチソウ
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ヤマハハコ
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ハクサンシャジン
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トウヤクリンドウ
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檜尾岳山頂から小屋とテン場を見下ろす。
雲が多くなり今晩ノ天気が怪しくなってきた。木曽駒や空木方面は見えなくなった。
テントに戻り昼寝した。
目が覚めた頃に今日2張り目のソロ女性が到着。今朝から空木岳に登り、縦走して此処まで来たとの事、大したものだ。
明日は木曽駒経由で降るそうだ。 そしてとうとう雨になった。
【 2022年8月30日 】
夜の侵入者は水だった、ヒタヒタとテントの中まで。使い込んだテント、シームテープで修理もしていたけど、もう限界かもしれない。
ゆっくり寝る事は出来ない夜だった。朝から濡れもの処理に追われ、時々降る小雨の中でテントの撤収をして出発。
やっぱり今年の夏の異常気象を象徴する様な日になってしまった。
軽くなる筈のザックは重い。
千畳敷への稜線はガスの中だったけど久しぶりのアルプスの稜線歩きは楽しい。こんな天気でも空木方面へ向かうソロ2人とスライド。
朝の檜尾岳はガスの中
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下って登った濁沢大峰へは岩場が多いのでゆっくり進む
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濁沢大峰
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島田娘ノ頭へは平坦で快適な道だった
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極楽平の分岐
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名残のチングルマ
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千畳敷カールのナナカマドの葉は傷んでいないので色付きが良くなるのだろう
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ロープウェイ千畳敷駅が見えてホッとした。
千畳敷のロープウェイ駅には悪天候にも関わらず団体さんがドンドン上がって来た。こんな天気なのにどうするんだろ?
車に戻り早太郎温泉へ急いだ。
汗も気分も全部洗い流してスッキリ、一応今年の夏山を終えて気分よく帰宅へ。
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