情報によれば砂防ダムのコンクリートのトンネルを潜って対岸へ渡ると登山口と。
小さいトンネルは天井が低いので気色悪かった。
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通り抜けて直ぐに登山口の道標が見えて来た。
先ずは此処で大休憩をとり、登る準備をした。
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北アルプス指折りの急登だとは聞いていたので覚悟はしているが、暫くして急坂となってきた。
ここから稜線の分岐まで距離2.6kmで標高差1000m強、かなりの急登になる。
今日は冷池山荘までの予定なので時間はたっぷりある。しっかり休憩を取りながら登らねば。
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梯子は多い
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鹿島槍の東尾根
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30分経った所で梯子だ。その後も何度となく梯子を登るが長いのはとても辛い、
登り切った所で立ち止まる事も多くなる。
標高1900mの手前で鹿島槍東尾根が眼に入って来て気分は高揚。
2000mを超えて高千穂平で大休憩。ここは鹿島槍や爺ヶ岳北峰がよくみえる展望台だ。
高千穂平から
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爺ヶ岳北峰
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鹿島槍ヶ岳
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紅葉仕掛けた登山道は気持ち良い
白樺平から
白樺平
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ザレ場を登る
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不安定な足場のトラバース。
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稜線が近くなり赤褐色の岩やザレ場が多くなる。赤岩尾根の謂れはこの辺の岩肌にあるのかと感じた。
足元が不安定なトラバースが終わり、分岐の道標が眼に入ると同時に、その向こうには立山連峰がドカーン。
辛かった事がふっ飛んで行った。爺ヶ岳から下って来た青年がやって来て記念のショットを取ってくれた。
もう冷池山荘は見えている。
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剱立山連峰をバックに
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鹿島槍ヶ岳をバックに
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冷池山荘
思っていたより早い10:50、冷池山荘到着だった。少し休めば今日のうちに山頂往復も出来るかも。
先ずは宿泊手続きを済ませて部屋に案内して貰った。コロナ禍で10畳の部屋に2人だけ、陽当たりの良いテラスのある部屋だった。
最低限の荷物にして山頂へ行ってみよう。標準CTはここから往復4時間。
山荘から少し登れば山頂が良く見える
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布引山へは厳しい上り。ゆっくりゆっくりだ、時々、爺ヶ岳を振り返りながら。
綺麗なスロープで布引山へ。 今、再訪の嬉しさを噛み締めている。
布引山からの北アルプス南部のパノラマ
布引山を超え少し緩やかな斜面で鹿島槍山頂へ。ここを振り返ると感動の稜線。
鹿島槍ヶ岳 山頂到着。18年振り3度目だ。今日は申し分のない360度の大パノラマ。
今まで見えていなかった北側に白馬や妙高の山、毛勝三山や僧ヶ岳までみえる。気分良く1時間近く楽しんだ。
居合わせた青年Aに記念写真のお願いをした。 |
バックは剱
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バックはお気に入りの稜線
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復路での布引山ではその青年がドローンを飛ばしたいと? 他に誰も居なかったし、勿論興味もあるのでOKした。
小さいけど安定感がある飛行をしていて見る方も楽しい。
小屋に戻ると早速同部屋の青年Bとサンルームでビール。
立山別山へ沈む夕陽はイマイチだったけど明朝の朝陽を楽しみにして寝床へ。
【 2022年9月26日 】
素晴らしい雲海の朝を迎える
ご来光は志賀高原付近に
モルゲンロ-トになった 左から布引山、鹿島槍南峰、北峰
冷池山荘の朝は早い、鹿島槍へ登る人は暗い中を早立していった。自分は降るだけなのでゆっくりだ。
場面の変わりは速い。山の朝はあっと言う間に青空になつた。でも信濃の街はまだ雲の下だ。
爺ヶ岳には種池側からの登山者が増えてきた。爺ヶ岳の黒部側の斜面には紅葉が始まっている。
爺ヶ岳山頂(中峰)から
南峰の向こうに針ノ木
足元には赤くなった葉
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そろそろ種池へ 鹿島槍ヶ岳に名残を惜しむ
種池山荘のオレンジ屋根が見える
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見納めの鹿島槍
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紅葉が始まった種池
針ノ木と蓮華
種池へ下る登山道付近は黄色やオレンジのミネカエデの色付きが進んでいる。
その向こうには富士山の姿も目に入った。
濃厚な2日間を脳裏に焼き付けたままで柏原新道で扇沢に降った。
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