No,1496 黒部ダムから五色ヶ原へ周回(北ア・北部)


朝日に映し出される五色ヶ原と山荘  後ろには優美な鳶山と左奥に頭を出しているのは薬師岳
2023年09月10~12日  扇沢からバスで黒よんダム ダムから平ノ小屋、五色ヶ原、獅子岳、一ノ越、東一ノ越経由で黒部平へ(2泊3日の小屋泊)
 メ ン バ ー  単独
行    程  9/10  扇沢から黒部ダム発8:00〜クロヨンロッジ8:35 〜長い梯子11:35 〜平の小屋12:45
        4時間45分 (休憩 計45分含む)   10km  
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 9/11 平ノ小屋6:12〜刈安峠7:38〜雨測量設備7:50〜五色ヶ原末端10:07〜五色ヶ原山荘11:12
        5時間00分 (休憩37分を含む)     6.1km   上り累積標高差 約1000m
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 9/12 五色ヶ原山荘5:25〜6:30ザラ峠6:46〜(休憩10分)〜7:13獅子岳7:26〜8:12鬼岳の肩〜
     ~8:33竜王岳の肩から浄土山分岐8:48〜9:13一ノ越9:23〜東一ノ越〜黒部平12:55
        7時間30分 (休憩 計1時間40分を含む)    10.3km   上り累積標高差 約700m  
山    名  獅子岳(2677m) 
天    候  9/10=晴時々曇り 午後一時雨    9/11=晴れ午後一時雨    9/12=曇り時々晴れ


まだまだ夏の空が続く9月、午後の雨や雷は嬉しくないし体力的には午前中の行動で済ませたい。
今回は、以前から一度泊まってみようと思っていた平ノ小屋、そしてそこから登る五色ヶ原への道を歩いてみる。
そんな目的だ。

扇沢へは前日に到着し土曜の車中泊、市営の無料駐車場はほぼ満車状態だったけど運よく駐車でできた。





【 2023年9月10日 黒よんダムから平ノ小屋 】

扇沢の朝、人の姿は少ないと思って油断していると団体さんを乗せたバスが増えてくる。あっという間に長い行列だ。
ダムへの電気バスは何台も連なりほぼ満車となって出発した。



くろよんダムの水位が低い  奥には早速赤牛岳の姿だ。左奥には水晶岳も小さく見える



見上げれば立山も眼に入る

バスを降りた人たちは自分以外はすべてケーブルカー乗り場へ進んでいった。
奥黒部方面は静かだ。長い綺麗な橋はかんぱ谷橋

立山

  細い舗装路を進み、階段を上がればひと気の無いくろよんヒュッテに到着


ヒュッテを過ぎれば静かな長い山道となった。時々梯子や階段を通るがここの階段が一番長かったような気がする

 
ザレ場にはロープ

 
砂が乾いていて滑りやすい

 
 
ダム湖を見れば、そこそこ来たなという感じ


小さいアップダウンで少々疲れた、暑さにもうんざりした頃に平ノ小屋に到着だ。


こんな小刻みのアップダウンだった


今日の宿泊者は二人だけといわれた。登山客は自分ひとり、もう一人は釣り客で18時ごろに到着だとか。
それまで待って一緒の食事となった。通り雨に遭ったとかでずぶ濡れで奥黒部から帰ってきた。

しっかりした小屋はログハウス調で立派だ、広い部屋に二人でゆったり。



【 2023年9月11日 平ノ小屋から五色ヶ原へ 】

すっかり明るくなった6時過ぎに出発。しばらくは平坦な山道でウォーミングアップには丁度よい。







石コロの少ないとても歩きやすい良い道が続いていた。ずっとブナ林だった。
 
苅安峠が近くなると左が開けて奥のほうに赤牛の姿が見えてくる


  ひと息つけるかと思っていた苅安峠だったけど今一、もう少し進む。

 
右手には立山方面、近くに見えるのは獅子岳かも
 
測量設備が見えて、格好の休憩広場あり
 

ブナ林からダケカンバと灌木の多い道に変わり足元には花
 
色付き始めたつつじ系
 
 
アカモノ まだ白やピンクの花も残っていたけどほとんどは赤い実に
 
五色ヶ原の端に登り詰めた所には草地
 

湿原も
  五色ヶ原はごろごろ石から木道に
 

綿毛になったチングルマの群生
 
五色ヶ原山荘到着
 

気持ち良い外のテーブルでビール、午前中だけだと本当に楽で気持ちに余裕が出る。
くつろぎの展望タイム
明日向かう立山方面


尖った針の木岳


裏銀座の山

  
  


【 2023年9月12日 五色ヶ原から一ノ越経由で黒部平へ 】

拡大




五色ヶ原の朝


10分も過ぎればオレンジが濃くなった

飽きない空の色変わり


目立つ鋭鋒









獅子岳への登りで五色ヶ原を振り返る


子岳山頂


左=竜王  右=雄山(立山)



微かに見えた富士山


鬼岳の肩から振り返る獅子岳


赤岩岳(右」)と鳴沢岳(左)   竜王の肩から


竜王の肩から


室堂を見下ろして



一ノ越山荘前

 
  一ノ越から少し下ると前に現れた鳥
慌てて逃げることもなく


 こんな道を一時間弱で東一ノ越へ
   
東一ノ越    朽ち掛けた木の鳥居
東一ノ越から見下ろす   大きなカールの向こうにくろよんダム堰堤付近が見える


カールを下る 少し色が付いた様な雰囲気

 
 
ナナカマドの斜面の向こうにロ^プウェイ駅の大観峰が見える


薮っぽくなった長い道を下り黒部平へ到着(出会ったのは東一ノ越でトレランの一人だけだった)



一ノ越からの下りは少し膝に来たって感じだったけど、今回も雨具を使用することもなく気持ち良い山歩きができた。

  

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