前夜夕刻、夕張の道の駅に着いて、食料を購入し車中泊した。
当日朝、まだ暗い林道を進む、ライトには虫がまとわりつく。
直ぐに地道に成り、低床車では底を擦りそうなガタガタ道だ。
登山口の駐車場に着いたころには十分明るくなっていた。
2パーティーが先に登って行った。みんな尾根コースを登った様子。私だけ冷水の沢コース。
朝の沢と笹の中を単独で登るにはヒグマが気になるが、大きな音のする鈴を二つ付けて自分なりに安心感を確保。
北海道へ来てそれぞれの山の地元住民に話しを聞いたが、皆んな『クマはいるよ』と言う。
襲われるかどうかは運不運と言うしかないが、出来るだけ鈴などで遭わなくてすむ対策は必要だろう。
交通事故を起こす確率より低いのだからと納得するしかないのか。
現に望岳台と言う展望箇所を過ぎたところで大きな糞が道の真ん中にあった。余りに新鮮で生々しく気色が悪かった。
今朝方明るくなる前のものと思える。
ところで登山道の状況はと言うと、尾根コース分岐までに水場が有る。
地道に登っていれば道は次第に緩やかになり、シラネアオイの群生地を過ぎると望岳台。
この辺りからギラギラと太陽が降り注ぐ。此処は北海道では無かったっけ?
なんて錯覚するほど暑い。
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