栗駒山は岩手県と宮城県の県境にあり、西側の尾根に有る秣岳は秋田県に有る。
昨日は早池峰山を降りて取り敢えず宮城県側の登山口"いわかがみ平"へ車を走らせる。
あと20kmのところ、時間制限では有るが平日9~17時は通行止の表示。
急遽岩手県側の須川温泉登山口へ変更する事にした。約40kmの迂回だが、朝の事だったら慌てたことだろう。
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朝起きる、まだ陽は昇っていないが、薄い雲と青い空が見える。
やっと台風の影響も無くなって、秋空が来たのかと思うと嬉しくなった。
露天風呂の横を流れる白濁した流れに沿って登る。 |
木道の湿原も現れる。色付き始めたナナカマドも嬉しい。
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左に切れ込んだ沢の水はここでも白濁したしている。
次の湿原の所に現れた昭和湖も白濁していたが、青空とのコントラストが美しい。
ここからひと登りで天狗平の分岐へたどり着く。
一気に展望が開けた。東の方には強烈な印象の鳥海山が際立って高く聳えている。山頂はそこから直ぐだった。
地元の単独のおばさんがプチトマトをくれた。ここでは特に美味しく、有難かった。
単独のおじさんはこの辺りの良い所を知っていて『秣岳(まぐさだけ)の方へゆくといいよ』と教えてくれた。
私もこのままでは少々物足りないと思っていたので、秣岳へ向かう事にして暫し展望を楽しむ。
一昨日の岩手山、昨日の早池峰山も雲の上に微かに見えている。
此処からの鳥海山はもっと気高くみえる。
おじさんは近い内に登る事になる月山、飯豊山の姿も教えてくれ栗駒山をあとにして、秣岳へむかった。
分岐から少し登ると、あとは鞍部迄緩やかに下っているその道が見下ろせた。
木道が現れ湿原が広がる。その先に単独者が休んでいた。私もここでひと休みして栗駒山を眺める。
実に優雅な山の姿だ。
そうかこの方も此処からの眺めを楽しんで居られるのだ。
爽やかな秋風が一層気分良くしてくれていた。
チョットしたアップダウンで秣岳へ近付くと池塘も現れた。
秣岳からは急降下で道路脇の秣岳登山口。
バックは栗駒山
アスファルトの道路を40分歩いて須川温泉登山口へ戻り、露天風呂で汗を流した。
秣岳を廻って違う角度からの栗駒山や、気持ち良い稜線歩きで久しぶりに良い山行が出来た。
いつもそうだが、地元の方の情報は本当に貴重だ。
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