今年5月、大無間山へ登った翌日に登る積りでいた青薙山は天気に阻まれて取り止めた。
今回はその穴埋めなのだが、丁度盆休みの時期に重なった。
畑薙ダムまで入ってきて車の多さにびっくり。
大方は椹島までバスに乗る荒川、赤石への登山客で、ダム手前の臨時駐車場に停める。
幸い、沼の原の駐車場はダムから歩いて登る山なので比較的少ない。
それでも僅か2~3台のスペースが空いているだけだった。
準備していた前日の事、自転車のトラブルに気付いた。また使えない事に('_')
少し早めに起きて暗い内から出発をした。
登山口までは6km弱の道のり。ダム湖岸の林道は地道ではあるがほぼ水平なので歩き易い。
登山指導センター前のゲートから出発
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畑薙大吊橋を左に見て約1時間で登山口に着いた。
登山口に道標は無く、見えている看板は森林保護管理の説明
これは下山時に撮った登山口 |
登山口からいきなり急登が続く。
ザレ場が有り、滑り易いところがある。下りでは特に気を付けたい。
標高1600mまで登ると少し楽な道になり山腹を巻くように歩いていると、次第に沢の音が大きく成って来た。
池の平だ。すり鉢状の谷の窪みに直径僅か3m程の水が湧き出ている池だった。スペースもしっかりある絶好のテント場だ。
湧水の池の水は、すり鉢の一片が欠けたような所から沢となって流れ落ちていた。
冷たくて美味しい水だった。暫く休んで、水を補給した。
少し登って赤崩1展望地
晴れた朝で空気が澄んでいる。西側が開けていて丁度南アルプスの主脈が見える。
真ん中奥に上河内岳と左端に茶臼岳だ。
展望地2から山頂が見えた。左奥、木の葉の上に小さく笊ヶ岳も見えていた
展望地3付近から下草はトリカブトとシダに覆われる。道が判り難く成りリボンを探しながら歩く所あり。
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展望地3は赤崩の最上部。1000m下の谷底には大井川が見下ろせるが覗けば怖い。
上河内岳と右奥に聖岳が頭を出している
望遠にしてみると二度もお世話になった事が有る茶臼小屋(2003年9月 2012年10月)が見えていた
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標高は2000mを越え、南アルプスの雰囲気満載だ
シラビソの香りが漂う
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フカフカの苔
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水場は無いが山頂下にテント適地
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あまり広くない山頂は樹木に囲まれていた
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山頂西側15mの所で木の間から展望出来た赤石岳。
悪沢も聖も見えたが木が邪魔をして写真には納め難かった。
流石2400mの樹林に囲まれた山頂は日影に座っていると涼しくて気持ち良い。
エネルギーの補給を済ませて展望地3辺りまで下って、眺望を楽しもう。
展望地3で 椹島へ延びる林道を見下ろす
上河内岳(望遠)
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聖岳(望遠)
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赤石岳(望遠)
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悪沢岳(望遠)
パノラマ
南の主峰群(オンマウスで山名)
光岳も(オンマウスで山名)
訪れる人の少ない(二人一組に出会っただけ)静かな山。これだけの眺望が得られれば最高だ。
記憶に・・・・車の道中で「突き上げるような小無間山」の見えるポイントがあった事を今思い出した
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