No,291  鈴鹿セブンマウンテン

一回目 藤原岳


《 2001年4月29〜30日、避難小屋泊 》

《 メンバー    3名=THORU、RIN、DOPPO 》
   順不同敬称略

《 鞍掛トンネル登山口〜鞍掛峠〜鈴北岳〜御池岳〜藤原岳〜治田峠〜新町 》

  

藤原岳山頂                                    御池岳山頂


今回は、今年の目標である鈴鹿セブンMt縦走の第一回目。
ヘベレケ夫妻の企画に、相乗りという訳です。初回とは言うものの、天気予報によると昼から雨、翌日も雨、午後に回復、となっている。
おまけに、右ひざの関節を痛めているのである。前日に買ったサポーターとアンメルツを荷物に付け加えた。

4月29日
朝4時45分、起床、5時出発、ヘベレケ夫婦と待ち合わせ時刻は、いつもの四日市インターのローソンに7時、という事であったが、
道路もスイスイ、6時30分到着。ここで先に食料などを調達。
7時になると、へべれけ夫婦が到着。挨拶をして、するとヘベレケ夫婦は、どなたかと挨拶をしている。
あ〜この方が今回サポートをしてくださる方なのかと!
しかし年配の方ではないか・・・聞くと鈴鹿山岳会の会長さんとかで、へべれけ夫婦もこの様な方にサポートをして頂けるとは大したものである。

下山地まで車を回し、会長さんの車で鞍掛トンネル登山口まで送ってもらいました。
ここで会長さんは帰られました。


多くの車と人がいる登山口を後にジグザグの登山道を徐々に登っていく。
まずは鞍掛峠、天気は良くないものの花は道脇にいっぱい咲いている。カタクリがあちこちに。
ここから二つ三つ偽ピークを越えて、鈴北岳へ到着。
此の辺一帯は石灰岩地帯で台地上になっている。露出した石灰岩やすり鉢のようなドリーネなど

  

秋吉台のような地形。天気がよければ、日本庭園と呼ばれるこの一帯は、さぞかし美しいのであろう。
この緩やかな一帯を過ぎると、まわりの雰囲気が変わってくる。冬に見た、御池岳の木立になってきた。
登り切ると御池岳最高点(丸山)。雪がなくなった雰囲気は随分違ってみえるものである。
かなりの登山者で賑わっているが、まわりの景色は曇って見えず、下ることに。
人気が有るのか、多くの登山者がまだまだ登ってきている。

しばらく下って右の谷へ添ってくだったテント場で、すばやく昼食をとる。
ポツポツと降ってきた雨も、次第に多くなってきたので雨具をつけて白船峠を越え、藤原岳へと向う。
ここまで来るとやはり”花の藤原岳”、たくさんの花が待ち構えていた。
残念ながら水に弱いデジカメは使えないが、目の中にしっかりと焼き付けておくことにしました。
咲き遅れてしまった福寿草や、露に光る小さな花がいっぱいである。

雨も強くなり、流石にもう他の登山者はいなくなっていた。
強風の中、天狗岩の、岩の間のヒトリシズカを見て降り続く雨の道を。
前を行くTHORUさんは2度も滑って転んでしまいました。THORUさんはドロドロになっているが全く気にしていない様子。
雨も本降りになったところで15時前、避難小屋へたどり着いた。
日帰りのグループが3名雨宿りしていたが、奥には水をボッカしてくれた会長さんが、先回りして、お湯を沸かして待ってくれていた。
感謝感激・・。
30分もすると小屋は我々4名だけになり、暗くなるまで楽しく話しているのでありました。
 

     

4月30日
 早く寝たのか、朝は早い、まだ5時半、皆んな起きているが、雨は降り続いていた。
テントでないのが幸いである。ゆっくりと朝の食事を済ませて、7時出発。

藤原岳山頂(展望丘)を踏み、滑る急な斜面を下りきり、治田峠までの笹や木の枝を引っ掛けながらの山道は、
最近あまり人は通っていないのであろうか、少々歩きにくいコースであった。
治田峠で一服。ここからの下りも、あまり人が入っていない様子の道である。
沢をいくつも渡るが、とうとう水に入らないと渡れなくなった。
5〜6回はザブザブと渡ったかも知れないが、さほど苦にはならなかった。

しばらくして小休止しているとき、RINさんが「うわ〜〜〜」と大声をあげ、指を差し出した。
こんな時期にはいないと思っていたヤマヒルが、指にくっ付いているのです。
慌ててTHORUさんが駆けつけた。しばらく歩いて、河原で休憩しているときには私のスパッツにも
ヤマヒルが、・・・幸い衣服のなかまでは、入っていなかったが、きもち悪いものだ。
林道に出てからは、途中から親切な方の車にお世話になりデポしたところへ戻れました。
濡れた衣服を着替えていると、またまたヤマヒルさんが、シャツに、靴の中に・・・もうたまりまへん!

濡れた体と汗は湯ノ山温泉でさっぱりと流して帰りました。
計画してくれたへべれけ夫妻と、サポートして下さった会長さんに感謝します。

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