予定より早く到着したので、明日登る予定の大川入山の登山口とする治部坂峠まで雪の状態などの下調べに行ってみた。
登山道へのルートは確認出来た。バッチリトレースがあるのでワカンもスノーシューも不要だ。
でも登山口迄の林道入口は夜明け前のスタートでは分かり難そうだった。もし下調べして無かったら暗い早朝はウロウロするところだった。
治部坂峠から中央アルプスの空木岳や南駒ヶ岳が重なって見えていた
昨日は南信州平谷村 R153添いの道の駅で車中泊。雲の無い星空に明日の好天が期待出来た。
道の駅にはイルミネーション
朝の気温はマイナス7度。山中テント泊と変わら無い気温だ。
道の駅から登山口の治部坂峠までは僅か6km。
未だ真っ暗なスキー場の駐車場には二台の車、その行き先は分からないが早くも出発された様だ。
出発は5時半だった。日の出時刻は6時半となっている。
雪は締まっていてチェーンアイゼンが丁度良い感じだ。
前回の登山は2017年12月1日雪は全く無かったので今日とはちょっと様子が違う。ヘッデン付けてのスタートだがトレースに沿って登った。
5:28 入口
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5:34 ヘッデンライトの中に登山道入り口を見つけた。此処からが山道
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6:06 30分も歩けば少し明るくなり、
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6:16 山際は薄オレンジになった。
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6時30分 .池口岳の方向に太陽が登り、全く雲の無い好天の1日が始まる。
少しずつ北に目を移せば南アルプスの全景がシルエットになっている。それぞれに特徴的な山の姿を見て感動。
6:58 横岳を過ぎ15分程歩いた所で山頂の姿が現れた。 まだ遠いな~。
暫くは小さいアップダウンを繰り返すだけ、歩いた割に全く標高を稼げない。
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小休憩を入れながらゆっくりしか歩けなかった。
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あと2km |
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横岳から80分歩いても標高は70m稼いだだけだった。
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最後の鞍部からの登りは急坂の260m。雪道の直登はキツイがドンドン展望が開けてきて気分は最高。 標高1700m、展望の良いところで、ちょっと遠いが深南部の山が見えた。
肉眼では何とか見えたけど写真では見えないので拡大してみた
特徴的な判り易い尖った黒法師岳から左右の山が想定出来た。
懐かしい不動岳も、まだ未踏のバラ谷ノ頭は本邦最南の2000m峰。これも同定してみた
ガ
この先は青空に向かって登る。
1820m付近
落ち掛けた樹氷の間を抜ければ山頂。
大川入山 山頂到着 先行者は1人
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絶景だ、御嶽から乗鞍、もっと奥には真っ白な穂高連峰が見える。
中央アルプスの右には遥か遠くに蓼科山や北横岳、赤岳も。
写っていない鋸岳から南へ長〜く連なる南アルプス。勿体無くて直ぐには降れそうに無い、暫く食事を摂りながら絶景を堪能した
時間はたっぷり有るので出逢った方達との会話や展望を楽しんだりで無理しない復路となった。
下山時の駐車場の様子
平谷の道の駅に併設の温泉で汗を流して北へ。立ち寄った道の駅「花の里いいじま」から東西にアルプスを間近に見上げて、また感激。
東に南アルプス 左端は塩見岳、右端が大きな山体の赤石岳
西に中央アルプス 左から仙涯嶺、南駒ヶ岳、赤梛岳、右奥に空木岳
車中泊は南箕輪村の道の駅「おおしばこうげん」へ。
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